「サード・パーソン」を観た。
ポール・ハギス脚本監督の難解作品。出演はリーアム・ニーソン、オリヴィア・ワイルド、エイドリアン・ブロディ、ミラ・クニス、ジェームズ・フランコ、マリア・ベロ、キム・ベイシンガーなど。
観てて頭が混乱してくるような内容だろう。いったいどれが真実なんだ?とか。
舞台は3都市で、パリ・ロンドン・ニューヨーク。それぞれの場所でバラバラに起こっている群像劇なのかと思って観ていると、あれどうしてここが繋がるんだっけ…といった具合に混乱してくる仕掛け。
映画の中では最終的に回答を用意していないので、あとは想像の世界なのである。つまりどう解釈しても間違ってるとはいえない。あんまりそういうのは好きじゃないが。でもたぶんリーアム・ニーソンが実在で、あとは小説中につくられたキャラクターなのだろうなという気がしている。まあどうとでも解釈しようのある作品だが。
そうですね…エイドリアン・ブロディの冒険パートは観ててよかったですね。リーアム・ニーソンのところは退屈だったか。
全体的にはたとえパズルが解けたとしても面白いスケールには仕上がっていない印象かなあ。なんでこの段階で立体化してしまったのだろうという脚本。
ポール・ハギスってこんなんだったっけ?
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