愛を読むひと

愛を読むひと

「愛を読むひと」を観た。

もうすでに2009年度(第82回)のアカデミー賞も発表されたが、これは2008年度(第81回)のアカデミー賞の作品賞ノミネート。やっと観た。

終戦後のドイツで、15歳の青年がケイト・ウィンスレットとの愛欲に溺れる。でも別れのときはやってきて…というのが導入。中盤以降はネタバレになるかと思うので控えるが、この青年の壮年期を演じるのがレイフ・ファインズ。
あとレナ・オリンが出てきたな。レナ・オリンといえば「蜘蛛女」が定番だが、最近ではエイリアスのイリーナというイメージになる。いずれにしても何かやらかしそうだ。

しかしなあ…ケイト・ウィンスレットと愛欲って切り離せないんですかね。この人ほど体当たりという言葉が似つかわしい人も珍しい。
どうにも体をはってオスカーをもぎとった的な雰囲気である。

この映画ねー、最初どうしたもんかと思ったのですよ。なんだまた愛欲かよーって。
また人目を忍んでせっせと愛欲かよーってね。

でも別れがあっさりやってきて、それで中盤のあそこで再登場したところ、前知識なかったために「ああ、そういう話か!」と驚いたものでした。あ、なんか面白くなりそうという、予感。

それで終盤くらいまで、どうなるんだろうと思いながら普通に観られた。
わりと心が動くところもあった気がする。少なくとも面白くない、ということはなかった。

しかし。
これ終わってみれば、レイフ・ファインズ必要かなあと思えた。むしろ壮年期のレイフ・ファインズは姿が見えないほうが想像力かきたてられないか。
あと、やっぱ序盤の愛欲。あれ必要なんかなあ。もちろん、あれがないと驚きの再会にはならないですよ。でも純愛とか憧れの愛とか、そういうのから別れが来て、そして驚きの再会というパターンとどう違うのかってことですよ。あの愛欲と後半がどう結びつくのよという。

あと根本的な問題だけど、15歳のときの愛欲を、そこまで引きずるかなあというのもある。
まあどちらにせよ、ケイト・ウィンスレットは体を張ってました。

2008年(第81回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
主演女優賞受賞(ケイト・ウィンスレット)
監督賞ノミネート(スティーブン・ダルドリー)
脚色賞ノミネート

 
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これで2008年度のアカデミー作品賞をすべて観た。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
フロスト×ニクソン
スラムドッグ$ミリオネア(受賞)
ミルク
愛を読むひと

どれが良かったかなあ…
ベンジャミン・バトン 数奇な人生」は驚異的なCG処理と、終盤の穏やかな感動が良かった。「スラムドッグ$ミリオネア」は話のご都合主義はともかくエンタメだった。

そうだなあ、やっぱり「スラムドッグ$ミリオネア」かな。この5作品で、もう一回観るとしたら唯一これだな。あとはちょっと辛い。

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