「橋の上の娘」を観た。
あの「髪結いの亭主」のパトリス・ルコント。この映画、比較的新しいのかと思ったたが、これも1999年なので10年前の映画になるのか。つうか「髪結いの亭主」って1990年だったとは。
「髪結いの亭主」は音楽がマイケル・ナイマンで強力だったが(たしかCD買ったなあ)、「橋の上の娘」はマイケル・ナイマンじゃないようだ。なんでだ。
それまでセックスやら何やらで生活が荒んだヴァネッサ・パラディが、もう身投げしようと橋の上にやってきて、つまりは橋の上の娘なんだが、そこでナイフ投げにスカウトされて、そいでちょっと上向きになって、ギャンブルとかも儲かって、それでなんかグダグダに終わる感じ。
わりにわかりやすい映画。
あんまり共感は呼ばない。ヴァネッサ・パラディあそこでナイフ投げ捨てて違う男についていくかねえ。さすが荒んでるだけある。
もちろん敢えてモノクロの映画になってるのだが、こういうのって逆に締まりが悪くなる気がしないでもない。
まあ…でも最後のほうが、グダグダでなければ全体的には楽しめたのかもしれない。
パトリス・ルコントはいいですね。