「アメリカン・スプレンダー」を観た。
実際の人気コミック「アメリカン・スプレンダー」の原作者の話。原作者本人もたびたび登場し、演者と入れ替わって出てくるなど変わった演出になっている。
ポール・ジアマッティが原作者役。いつものギョロ目のタレ目という感じではなく、ギョロ目のギラリ目という感じ。険しい視線をいつもどこかに送っている風。
病院で書類整理をしていて日常に何かしら不満を抱えてるポール・ジアマッティが、知り合いに絵を描いてもらおうとコミックの原作を始めたところ、カルト的な人気を博して、段々と有名になっていく。そんななか、自分を理解してくれる女性とも知り合えた。でも病院で働く日々は変わらない。そんな日常。
成功物語というほどではない。だが天才の奇行を追うものでもない。不満を抱えつつも日常を受け入れて人気コミックの原作を続けるという感じ。最後にどんでん返しがあるわけでもないしな…正直、何がやりたいんだろうと思わなくもなかったが、原作者とポール・ジアマッティが入れ替わりつつ登場する凝った演出が見どころなのかもしれない。(それが映画にプラスになってるかは別だ)
ポール・ジアマッティはいろんな仕事をしてるね。
2003年(第76回)アカデミー賞
脚本賞ノミネート
アメリカン・スプレンダー
ハービー・ピーカー
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