「Apple II 1976-1986」を読んだ。
面白かった。充実した内容であった。
Windowsが本格登場する以前、Apple II という名機があった・・・というような話。
設計者のインタビューが面白い。
あと年表とグラフィックの設計が面白かった。
Apple II の高解像度モードでは、280×192ドットで6色表現が可能である。しかし、そのために割り当てられているメモリは8KBしかない。
単純に1ドット1ビットとしても、6.5KBになってしまうし、1ビット1ビットでは白黒しか表現できないわけである。なぜこれで6色を表現できるのか。
この仕組みが紹介されているのだけど、いや面白いすね。当時はそのトリッキーな仕組みを利用して色表現していたのだな・・・
この説明を読んで、あらためてウルティマとかの画面を見ると、なぜ紫と緑の縦縞が多いのかよくわかったのであった。
年表も良かった。あーこういう時期にPC88とか出たんだーとか、ファミコンが出たんだーとか、色々知ることができた。
もちろん万人向けではないけど、一読をすすめます。