クワイエットルームにようこそ

松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」を読んだ。

とうとう芥川賞候補か…すごいもんだ。
読んでみたがそんな文学っぽくはなかった。いつものスタイルがたまたま芥川賞にはまってしまったのだろうか。

ドキュメントを模したフィクションぽい作り。
薬物大量摂取で病院に運ばれて、そのまま精神病院に拘束され、退院するまでの物語。

 
あまりひねった作りではなく、精神病院の色んな風景を(笑えないけど)笑えるように書いてる。
実際、笑える。不謹慎なんだろうけど、「睨み飯」のくだりとかやっぱ面白いなあと思った。

 
ただ…これで一冊の本として販売しますかね。
どうみても短編ですよ。発表したのがこの作品だけだとしても、この前後をえがくような短編を二つくらい書き下ろして、それで短編集にするくらいして販売してもらわないと…まあ俺は買ったわけじゃなく図書館から借りたんだから文句は言えないがね。

もし芥川賞にノミネートされなかったら急いで発売されなかったんじゃないか?
と、うがった見方をしてしまった。

 
なにはともあれ、面白いと思いました。

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