「ベラミ 愛を弄ぶ男」を観た。
トワイライトのバンパイアことRobert Pattinson主演、相手の女性はユマ・サーマン、クリスティーナ・リッチ、Kristin Scott Thomasという布陣だ。
愛を弄ぶ男…どっちかっていうと、男のほうが弄ばれてた印象だ。てっきりユマ・サーマンやクリスティーナ・リッチを手玉にとってあんなことやこんなことで…みたいな話かと思っていた。そうじゃなくて、ユマ・サーマンやクリスティーナ・リッチに振り回されていて、邪見にされると違う女のところへ行って…みたいな感じで、非常にみっともない主人公を熱演。
ユマ・サーマンにあんな感じで主導権を握られて苦痛の顔を耐え忍ぶ主人公は、どこが「愛を弄んで」いるのかと、半ばこれはギャグではないかというシーンばっかりだった。
要するに分相応に暮らせないで勝手に自爆しているような感じ。
エロティックなサスペンスでもなく、感動するドラマでもない。誰に共感して応援すりゃいいのよという内容ではある。Kristin Scott Thomasがやや達者な佇まいではあった。クリスティーナ・リッチはとても自然体。ユマ・サーマンは叶姉妹みたいになってしまっていた。いいのかあれは。
貧しさに苦悩してのしあがる青年像、というのがやりたかったことなのだろう。
美しい当時の造形などは描かれていた。つくづく愛を弄んだのがあの男でなければ…という感じ。Robert Pattinsonは人気があるんですかね?
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