吉田修一「ランドマーク」を読んだ。
斬新な構造のビルを設計した人と、それを作る人。
環境とかかなり違う二人の物語で、絡むのかな?と思ったけどやっぱり絡まず、淡々と物語は進み、やがて唐突に終わる。
続きはどうなってんだよと思うが、まあこういう風に終わるから粋なんだろうと。
すっきりしないがしょうがない。むしろかっちり物語られたらすっきりしないかもな。
ビルを設計した人は不倫とかしてて、現場で作ってる人はすごい屈折してて。
なーんか緊張感がある文章だったなあ。
感想としては、結構面白かったのです。
文学寄りだと思うが、読みやすいので良い。
そんな感じ。