誰でもない男の裁判

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A.H.Z.カー「誰でもない男の裁判」を読んだ。

面白かった。世界初の短編集らしい。エラリー・クイーン・ミステリマガジン入選作などがおさめられているらしい。

収録タイトルは、

・黒い小猫
・虎よ!虎よ!
・誰でもない男の裁判
・猫探し
・市庁舎の殺人
・ジメルマンのソース
・ティモシー・マークルの選択
・姓名判断殺人事件

どれも面白かった。特に「誰でもない男の裁判」「ジメルマンのソース」が良かった。

不思議な短編だ。ミステリーというよりは文学か。翻訳も良い。
なんか大人向け童話を読んでいるような感じだった。

あとどれもこれも、短い時間内で終わっているのが面白かった。芝居だったら一幕もののような。
事件が起こっても一瞬で解決したり、事件がなくても綺麗に物語がまとめられて、面白く読めたのでした。

うーんどうだろう。もし本屋で見つけたら、読んでみることをおすすめします。「ジメルマンのソース」を立ち読みして興味があったら、価格は高めだが買うがいい。

ちなみに俺は図書館で見つけた。

寡作だそうで、たくさん読めないのが残念だ。作者は故人だし。

 

誰でもない男の裁判
A・H・Z・カー 田中 融二

クライム・マシン どんがらがん
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