誰でもない男の裁判

4794927428.09.LZZZZZZZ.jpg

A.H.Z.カー「誰でもない男の裁判」を読んだ。

面白かった。世界初の短編集らしい。エラリー・クイーン・ミステリマガジン入選作などがおさめられているらしい。

収録タイトルは、

・黒い小猫
・虎よ!虎よ!
・誰でもない男の裁判
・猫探し
・市庁舎の殺人
・ジメルマンのソース
・ティモシー・マークルの選択
・姓名判断殺人事件

どれも面白かった。特に「誰でもない男の裁判」「ジメルマンのソース」が良かった。

不思議な短編だ。ミステリーというよりは文学か。翻訳も良い。
なんか大人向け童話を読んでいるような感じだった。

あとどれもこれも、短い時間内で終わっているのが面白かった。芝居だったら一幕もののような。
事件が起こっても一瞬で解決したり、事件がなくても綺麗に物語がまとめられて、面白く読めたのでした。

うーんどうだろう。もし本屋で見つけたら、読んでみることをおすすめします。「ジメルマンのソース」を立ち読みして興味があったら、価格は高めだが買うがいい。

ちなみに俺は図書館で見つけた。

寡作だそうで、たくさん読めないのが残念だ。作者は故人だし。

 

誰でもない男の裁判
A・H・Z・カー 田中 融二

クライム・マシン どんがらがん
by G-Tools

関連記事

2006年 上半期に読んだ本のベストをやってみる... 2006年になって半年過ぎた。ので、上半期に読んだ本のベストをやってみる。(ブログのカテゴリわけって、こういうとき便利だ) 対象となるのは、「2006年1...
松本清張全集2 松本清張全集2「眼の壁・絢爛たる流離」を読んだ。 阿刀田高の松本清張セレクションを読もうかと思ったが、松本清張全集があるのを見つけてしまったのだ。...
チェーン・ポイズン 本多孝好「チェーン・ポイズン」を読んだ。 面白かった。 自殺を考えてる人と、複数の自殺に関連性を感じて調査する人と、2つの物語が進む話。 ...
崩れる 貫井徳郎「崩れる」を読んだ。 夫婦をモチーフに短編集。 なんかしらの心の機微とか、すれ違いとか、崩壊とか。 実に「世にも奇妙な物語」っぽい...
白夜行 東野圭吾「白夜行」を読み終わった。 これはまさしく「読み出したら止まらない」本であった。読んでる自分で驚いていた。「何で止められないんだ!」 ...
女王様と私 歌野晶午「女王様と私」を読んだ。 好き嫌いがはっきりわかれそう。俺は面白く読めました。(ちょっとだるいところはあったけども) 全体的な大...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です