ヒューゴの不思議な発明

「ヒューゴの不思議な発明」を観た。

マーティン・スコセッシ監督最新作。とはいっても、レオナルド・ディカプリオもマーク・ウォールバーグも出てこない。
戦前のフランスの駅が舞台で、そこに隠れて住んでいる少年と、オモチャ屋を開いている男の物語。
おお、あの警官は「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」の人だな。

なんだかスチームでファンタジーで、随所にCGで、不思議とマーティン・スコセッシっぽくないなあと思って観てた。
また、なんでこれがアカデミー賞ノミネートになってしまうのだろうとか。とにかくクオリティは担保されてるけど、そこそこ普通の話である。

ところが。後半になって、バンバン映画愛のメッセージ色が濃くなってくるのです。チャップリンとかバスター・キートンとか。「月世界旅行」を知らなくても(俺も観たことはない)、月にロケットが刺さる絵というか写真を観たことある人は多いだろう。
もう後半になって、「ああ、このへんにアカデミー賞の会員に響いたってことなんだろうか…」と邪推してしまった。

面白くないわけじゃない。でも、これくらいの映画はかなりの数溢れている。
出演者たちも悪くないが(エミリー・モーティマーとかね)、マーティン・スコセッシ監督作プラス映画愛、ってところで随分ポイント稼いだっぽい映画である。
若い人、こんなの観るのかねえと思ってしまう映画だった。

 
2011年(第84回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
監督賞ノミネート(マーティン・スコセッシ)
脚色賞ノミネート

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