シンパシー・フォー・デリシャス

「シンパシー・フォー・デリシャス」を観た。

マーク・ラファロ監督・出演で、主演のChristopher Thorntonが脚本も。
このChristopher Thorntonという人は、事故で車椅子生活となったようだが、自身の体験をいかしたのかどうか、この話の内容としては、「自分は治せないが他人は治せる」という奇跡の持ち主の話になっている。

車に寝泊まりして教会の炊き出しをもらってしのいでる主人公は、DJ志向でバンドをやりたいと思ってる。あるときホームレスの人に手をあてたら病気が治った。それで周りが色めき立ち、神父であるマーク・ラファロもこれを機に施設を立て直すことを考える。それとジュリエット・ルイスやオーランド・ブルームがいるバンドに入って有名になっていく話と交錯。

マーク・ラファロが俗っぽい神父で何を企んでるのかわからんところは良かった。ところがバンドに入って治療パフォーマンスバンドみたいになって有名になって、でも30パーセントくらいは失敗する事実があって、マネージャーのローラ・リニーがヤラセを仕込んだり、薬物中毒で倒れたジュリエット・ルイスを救えず裁判沙汰になったり。
後半は加速するものの話が散漫として、何をやりたいのかさっぱりわからず。誰に感情移入していいやらも不明だった。

でもクリント・イーストウッドやマーティン・スコセッシが手を出しそうなストーリーではある。
そこそこ長い期間の複数の人生模様と栄光と挫折みたいな感じ。観終わってみると何だかよくわからんかったけど良い物語だったな、という。

映画のなかでもドラマというジャンルに位置する内容で、悪くはないんだがこれといって目立つ場面がなかったことと、ジュリエット・ルイスやローラ・リニー、オーランド・ブルームと使いどころを間違ってるようなキャスティングが残念。Noah Emmerichも。John Carroll Lynchなんて最初のあそこだけかあ。
マーク・ラファロ自体は実に達者に見える役に自分を配置していたので、自分のことはよくわかってるようだった。

 

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