her/世界でひとつの彼女

「her/世界でひとつの彼女」を観た。

以前にも観たことある。吹き替えの質が高く、脚本もよくて高評価だった。久しぶりに観て同じ評価だ。面白かった。前に観たときは、OSのクラウド的存在のギミックが面白かった。でも本作は基本ラブストーリーで、今回はその部分を再認識して普通に楽しめた。

ホアキン・フェニックスと(声だけ)スカーレット・ヨハンソン。あと、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルドが出演。女性陣はそれぞれ別個の出演で登場場面も少ないが印象的。オリヴィア・ワイルドのパートナー探しに焦った感じからの一転した突き放す顔が良いですね。

何となく孤独で満たされないが、そこから前進するには過去に未練タラタラな男。そんな男が新発売のOSを試してみるとこれが実に驚きのフィット感で、もうかけがえのない存在になり…という話だ。

暖色系の淡いクリエイティブ、雰囲気のある音楽と映像がベースをしっかり支えていて、脚本がしっかりしていてホアキン・フェニックスが良い。
そして何度も書くが日本語版では吹き替えがとにかく良く出来ている。OSの声であるスカーレット・ヨハンソンの良し悪しは正直わからない。日本語版(吹き替えは林原めぐみ)のニュアンスは原語に近いのかわからないが、非常に映画にぴったりのクオリティであると思う。本作は前述のようにラブストーリーというよりクラウドOSっぽいアイデアが面白いので、わりと人に薦める映画の一つなんだが、その際にも「必ず日本語吹き替えで観るように」と薦めている。素晴らしい出来。

出演陣も豪華であり、ホアキン・フェニックスの作品群は当たりが多いなかで本作も確かな満足であると思う。お薦め。

2013年(第86回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
脚本賞受賞

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