悪女について キャスティングと人物相関図

なぜキャスティングなのだ。
ほら、あるだろう。本を読んだりするときに、勝手に頭の中でキャスティングしてることが。

そうしとけば、話に入りやすくなるじゃないか。こんな顔してるんだろうな、とかこんな声だろうな、とかな。
今回、そういう脳内の想像を人におしつける意味はまったくないのだけど、ビジュアルがないとホームページって殺風景じゃないすか。

だから、わりと無目的ぽいのだが、想定されるキャスティングを以下に並べてみる。
異論がある方、ぜひどうぞ。差し替え検討します。
※2005年時点での主観的観測であることをご了承ください。

その一 早川松夫の話

富小路公子が鈴木君子だった時期、夜学に一緒に通っていた。はっきり言ってオープニングを飾るくらいの微妙な存在。

なんとなく恋愛に不器用そうな、そして簿記の夜学というシチュエーションから、くらーい感じもするので風間杜夫がいいと思う。
達者なんだけど、主役はるほどじゃない、手堅いオープニングアクト。

その二 丸井牧子の話

鈴木君子が幼少時代、隣家に住んでいた同級生。話の中で、のちのち伏線となっていることを話している。
また、鈴木君子が非常に利口に嘘をついていることを知らしめてくれる。丸井牧子本人は、嘘をつかれたと思ってない。

旦那にむかって「おとうちゃん」という言い方、また流行らない雑貨屋を経営してる感じから、もう熊谷真美しかないなと。

その三 浅井雪子の話

旧姓は尾藤。鈴木君子が父親の死後、転がり込んだ尾藤家の娘で、君子の同級生でもある。
尾藤家の存在は物語の中で非常に重要だが、この尾藤雪子自体は、話にそんなに絡んでこない。むしろ終盤で登場する兄の尾藤輝彦のほうがずばりのキーパーソン。この話、週刊誌に連載だったとのことだが、序盤で妹を、終盤で兄を出すあたり秀逸であるな。

華族からの落ちぶれ。そのあたりの育ちの良さ。それから人の気持ちを理解できなそうな勝手な主観から、高嶋ちさ子で。

その四 渡瀬義雄の話

鈴木君子とアルバイト先で知り合い、同棲する。知らぬ間に入籍させられていた。
戸籍上、義彦と義輝の父親ということになる。離婚するため多額の手切れ金を取られた。鈴木君子はその金をもとに、のしあがっていく。

名前は重要そうなので、いつも読むたびに混乱するが、実はそんなに重要じゃない。戸籍を利用された。
だからというわけではないが、サラリーマン、知らぬ間に入籍、手切れ金などの要素から、独断で羽場裕一とした。

その五 渡瀬小静の話

渡瀬義雄の母。義雄がすでに入籍していたことを知り、さらに鈴木君子が乗り込んでくるところでさんざん振り回され、手切れ金をとられた。

ちょっと羽場裕一の母役としては若いかな、と思ったが、「白い巨塔」のかたせ梨乃とどっちにするか悩んで、余貴美子で。ちなみに語り部として出てこないが、渡瀬小静の夫もおいしい役どころなんだが、これは左とん平で行きたいところ。

その六 里野夫人の話

鈴木君子が渡瀬義雄と同棲していたアパートの住人。鈴木君子が長男義彦を出産するときに世話をした。
富小路公子の人生の時間軸を組み立てるとき、一番ややこしいのがおそらくこの時期なので、重要な話が色々と出てくる。

竹城あきかな、と思ったが、上沼恵美子で。てきとーだが。
鈴木君子が産気づいたとき、急いで病院へ運び、すぐにお握りを作って食べさせるなど、なんとなくやりそうだ。てきとーだが。

その七 大内三郎の話

鈴木君子が勤めていた宝石店の同僚。君子はその宝石店を辞めて後、やがてのしあがって富小路公子となって大内の前に現れ、日本橋の宝石店に大内を引き抜く。やはり時間軸を整理する上で重要な話をいくつか披露する。

手堅い道を歩んでいった。あまり出過ぎない立場にしっとりといる雰囲気から、ラサール石井とした。

その八 沢山夫人の話

鈴木君子と長く愛人関係にあった、沢山栄次の夫人。
長男義彦を出産する直前、君子は非常に多忙だったことを裏付けるエピソードが。

若すぎるかなーと思ったのだが、この話、全体的にキャストが高齢化する傾向があるので(みな、十数年前の思い出話をする形になるから)、天海祐希ということで。若すぎることもないか。なんつって。

その九 沢山栄次の話

戦後、飲食店経営でのしあがった。幼少時代から鈴木君子の面倒を見、長く愛人関係に。

最初、小野武彦かなと思ったが、重要な役なのでもう少し格が必要だよなあと考え直し、ベタに西田敏行で。
大物キャスティングが続きますな。

その十 林梨江の話

服飾デザイナー。長く富小路公子の着ける服を担当。
やがて日本橋に店を出すよう誘いをうける。造花のエピソードなどが伏線か?

話の中の設定では、60歳以上の設定らしいが、そうでなくても話に支障はなさそうなので、独断で斎藤陽子に。どんな独断だよ。

その十一 伊藤弁護士の話

鈴木君子の二度目の結婚、富本寛一のエピソードのプロローグを飾る。
鈴木君子が富小路公子として、財を築く様を伝えてくれる。

弁護士っぽくないんだが(どちらかというと、不倫する人、というイメージが強いが)、まあほかとのバランスを考えて、寺田農とした。

その十二 富本宮子の話

富本寛一の母。
富小路公子に具体的な実害を受けたというわけでもないが(まあ家を立ち退いたりしてるか)、寛一の結婚から破局までを追う語り部として登場。

ずばり檀ふみで。雰囲気で直感。

その十三 菅原ふみの話

富小路宅の家政婦として雇われる。
富本寛一との結婚や、寛一が出ていった後の子供たちが住み始めるあたりのエピソードを補完する。

これもずばり菅井きんだろう。本当は公子の母役かなとも思ったが、まあいいや。

その十四 富本寛一の話

富小路公子の二度目の結婚相手。
しかし公子の生活力に劣等感を感じ、やがて破局へ。まわりの公子への態度とはうらはらに、寛一は彼女を傷つけたことを悔いている。

色々と候補があったけども、鶴見辰吾で。なんか年齢的なバランスが崩れてきたな・・・大丈夫だろうか。

その十五 烏丸瑤子の話

財をなした富小路公子の友人。友人として距離を近くするわけでもなく、冷静につきあった。結果として実害を負うことはなかった。
富小路公子が日本橋に立派なビルを建てたり、会員制のクラブを作ったりと派手になっていくところが語られる。

ちょっと年齢的なバランスがおかしくなってきたが、適役がなかなか決まらず。最終的に高岡早紀ということで。

その十六 レイディズ・ソサイエティの事務員の話

烏丸瑤子の紹介で、入会したクラブの事務員。
富小路公子の年齢詐称のエピソードがはっきり形になって浮かび上がる。

このまま行くと二十歳代が出てこないなあと思ったので、無理やり岡本綾で。バランスむちゃくちゃだな。「白い巨塔」のキャスティングって大変だったんでしょうね。関係ないけどさ。

その十七 瀬川大介の妻の話

瀬川大介の後妻。別に瀬川大介はこの話に関係ない。
富小路公子の、宝石に関する詐欺まがいの行動をここで一気に語る感じになっている。いよいよ佳境だ。

よく知らんが、秋本奈緒美かな。なんだそりゃ。後妻ってキーワードからなんとなく。なんだか。

その十八 宝石職人の話

富小路公子が鈴木君子のころから、宝石を持ち込んでいた職人。
彼女の人生の裏側が、少し垣間見えるエピソード。

作中では72歳という設定。職人だしな。緒方拳だろうか。大物ゲストって感じで登場だろうな。

その十九 北村院長の話

富小路公子の愛犬”光子さま”のかかりつけの医者。
ちょっと出てくる意味合いがよくわからないんだが、連載形式だから、読者をどきりとさせる仕掛けだったんだろうか。

ちょっと読んだ感じでは、男なのか女なのか設定がはっきりしないんだよなあ。だから篠井英介で。うむ。

その二十 銀座のバアのマダムの話

富小路公子の作ったクラブの内情を語る。
彼女を支持する側。

年齢バランスが崩れてるとは思うが、やはり独断と偏見で篠原涼子で。

その二十一 鈴木タネの話

富小路公子の実母。
鈴木君子としての時代から、義彦、義輝を預かる話など重要なエピソードがもりだくさん。

うむむ。他に適役を見つけられなかった。泉ピン子で。八百屋ってところで適役が見つからん。

その二十二 テレビ・プロデューサーの話

富小路公子をテレビへ引っ張り出した張本人。
愛犬の顛末、テレビで人気が出る経緯、そして富小路公子本人の体調がかなり悪かったことを描写。

やはり若手の男性キャラがいないなあ、ということで適当に伊藤英明で。この前白い巨塔見たんで。

その二十三 小島誠の話

富小路公子の若い愛人。
彼女が死をむかえる時期、かなり近いところにいた。ひそかに結婚をせまり、海外で挙式を、という返事をもらっていた。

作品の中ではアラン・ドロンに似ていることになっとる。時代を感じさせるな。年齢バランスから、オダギリジョーに。

その二十四 長男義彦の話

富小路公子の長男。
勉学優秀で東大に。母親とそりが合わず、反発して家を出る。母親の悪女ぶりを見抜いていた。

うーん難しい。色々と悩んだ挙句、山本耕史でどうだ。いや、どうだっていうのもアレだが。

その二十五 尾藤輝彦の話

浅井雪子の姉。尾藤家の重要人物。鈴木君子と愛人関係にあった。
普通に読んでいけば、長男義彦はこの尾藤輝彦の息子だろう。そして次男義輝が沢山栄次の息子か。

ちょっと年齢がどうかと思うが、佐藤浩市でどうじゃ。

その二十六 宝来病院元婦長の話

富小路公子の体調不良をよく知る人。
年齢を詐称していたことで、どういう影響があったのか明かされる。展開が見事だよなあ。

最後あたりなので、難しいところ。年輩のベテランよりも、このあたりを据えたほうがしまるような気がする。樋口可南子で。

その二十七 次男義輝の話

富小路公子の次男。
長男とは性格がかなり異なる。母を理解し、愛していた。

たぶんこれは、ずばりの配役であろう。藤原竜也だ。あーやっと終わった。

 
さて、じゃあ肝心の鈴木君子=富小路公子の役は、と言うと、かなり迷う。
最初に決めておけよという話だが。

こいつとか、こいつとか、こいつとか、こいつとか、こいつとかと関係して、
こいつの母で、こいつの母でもあるのか。

それで、少女のようなあどけなさを持ち、気品をたずさえて、30歳前後にしか見えなくて、実際は40歳くらい・・・
うーむ難しいところである。

とりあえず、このへんとか、このへんとか、このへんとか、考えた挙句、

結論としては、


小西真奈美でいいかな、と、勝手に決めました。

さてさて、こんなに画像が節操なく並んでるとなんだか変態サイトのような雰囲気になってきたが・・・
ちなみに、人物相関図をまとめると、以下です。

えーとですね・・・
こういうことやって、何になるんだとはなはだ疑問ではあるが、次ページから、各章についてそれぞれ細かく見てみましょう。