メモリー・キーパーの娘

「メモリー・キーパーの娘」を観た。

2008年のTVムービー作品だ。ダーモット・マローニー、グレッチェン・モル、エミリー・ワトソンが出演。キム・エドワーズという作家が2005年に発表し賞も受賞した同名作品を原作としている。

形成外科医のダーモット・マローニーは妻のグレッチェン・モルが産気づいたため病院へ駆けつけるも、産科医が吹雪のため到着できず、自分で取り上げることにした。看護師のエミリー・ワトソンだけがサポート。
そして男の子が産まれたのだが、続けて女の子も産まれた。双子だったのだ。でも女の子はダウン症だった…という話。

ダーモット・マローニーは自分の妹がダウン症で子供時代に死別し、母親がとても苦しんだのを知っている。なのでダウン症の女の子はエミリー・ワトソンに託して施設へ送ることにし、グレッチェン・モルには死産だったと嘘をついた。以後、グレッチェン・モルは子を喪失した哀しみを埋めることが出来ない。
一方エミリー・ワトソンは産まれてすぐの子を抱えて施設へ行くも、その管理体制とかをみて「ここには預けられない」と考え、なんと自分で育てることに決めた。

ここから数年おきに時代が移り変わり、登場人物たちのその後が描かれる。子供は成長していく。エミリー・ワトソンは子供が産まれたときに知り合ったトラック運転手が良い奴でこいつと結婚した。グレッチェン・モルは子を失った喪失感との因果関係はややはっきりしないが、色んな男をとっかえひっかえ浮気する。ダーモット・マローニーはエミリー・ワトソンとの書簡のやり取りを秘かに保存している。

話のほうは、ダーモット・マローニーが動脈瘤破裂で死亡したことで大きく動き出す。遺品整理の際に、なんとグレッチェン・モルの娘が生きていたということもわかる。それでグレッチェン・モルと息子は会いにいく。エミリー・ワトソンはびっくりする。

最後の最後は、なんていうかキレイにまとめてたなと思う。キレイすぎる気もするが、それは心の汚れた人の言うことだろう。何も言わずにエンドロールに拍手するべきなのかもしれないな。理性的なエミリー・ワトソンが印象的。

エミリー・ワトソンはかなりの貫禄だったと思う。本作のとき40歳頃であるが、他出演者を圧倒する演技力だった。もうとにかく、何かやらかしそうで得体の知れないって顔をしてますよね。良い意味だけど。
グレッチェン・モルは作品の中で年を取っていくはずなのに一切老けメイクとかなしで美しく若いままだった。あれはいいんですかね。

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