エレファント

エレファント

「エレファント」を観た。

Elephant

有名な銃乱射事件をモチーフにした作品。

ガス・ヴァン・サント監督。カンヌで快挙を達成したとか。
全く前知識ない状態で観たので、観てる途中で「ああ、これは銃乱射事件が起きるのか。というか、ドキュメンタリーぽく仕上げるのか」とか考えた。

とにかく特徴ある撮り方つうか、ひたすら長回しで人物の背後から風景を切り取っていくのである。結構だるい。意味深げで意味はないんだろうなとか考えたり。
そう、観ててなんか色々と考えてしまう。そういう、ゆとりを持たせた雰囲気が好きな人にはたまらないのだろう。どっちかというと、隙だらけというか場当たりな話に思えたりしてしまう。

演者が素人ばかりで、監督もそこに期待してないのじゃないか?碌に喋らせてないし、思わせぶりにキョロキョロさせてるのも怪しい。

銃乱射事件を扱ったものとして「ダイアナの選択」が遥かに映画の表現として優れていると思えるし、あと、そもそも実際の出来事を超えるものを表現できるかっていうと、それは無理だと思う。9.11にしても地下鉄サリンにしても、それを扱う作品はどれも再現VTRの域を出ないのである。当時の撮影ビデオの迫力を凌駕できない。
だから、「ダイアナの選択」のように、もう別のアプローチで映画的にしないといかんと思うわけです。

ま、この「エレファント」は2003年の作品ということで、なんだ時流に乗っただけかという気がしないでもない。