ERで最も脚本回数の多かった6人

ERは監督(演出)も編集も、もちろん役者陣も重要であるが、やはり脚本のクオリティの高さが他ドラマに比べてずば抜けていたと思う。

以前、ERの監督(演出)回数の多い3人について注目してみたが、今度は脚本回数の多かった6人について注目してみたいと思う。この6人の脚本回数は200本弱に及び、全エピソードの6割をしめる。
(ただし、ほぼ全てのエピソードにクレジットされるマイケル・クライトンを除いて)

(注)Story Editor とは>(Wikipedia) 脚本チーフみたいな感じ。単なるWriterよりプロデューサ寄り。

 
David Zabel (IMDb)
44エピソードを脚本。
「ダークエンジェル」などで脚本を担当した後、ERに第8シーズンから合流。Story Editor、製作も兼ねるようになり後半のERを支えた。力作エピソードも多く、主にシーズン開幕と終幕のまたぎを担当した。
最新作は「Detroit 1-8-7」というドラマ。第1シーズン終了後、続シーズン化されていない様子。

印象的な作品:
第8シーズン第9話「親子(Quo Vadis?)」リースの親権争いの裁判。
第8シーズン第18話「空に輝くオリオン(Orion in the Sky)」グリーン先生ERを去る。感動の別れ。
第9シーズン第4話「男らしく歩こう(Walk Like A Man)」ガラントがケースン先生にキレた。
第9シーズン第10話「ふり返れば(Hindsight)」時間が遡っていく構成。ルカが交通事故。
第9シーズン第16話「千羽鶴(A Thousand Cranes)」マグーの店で強盗殺人。プロポーズは無しに。
第10シーズン第2話「失われた友を求めて(The Lost)」ルカがアフリカで死にそうな目に遭う。
第11シーズン第6話「末路(Time of Death)」レイ・リオッタ・スペシャル。
第11シーズン第12話「新薬(The Providers)」ヘンリーがカーターと再会。製薬会社に魂を売った。
第11シーズン第16話「こちらとあちら(Here and There)」ガラントとニーラが戦地とシカゴで。
第11シーズン第22話「自分への手紙(The Show Must Go On)」カーター君の送り出し。
第12シーズン第20話「天使のいないところ(There Are No Angels Here)」プラットがアフリカで散々な目に。
第12シーズン第22話「21発の礼砲(Twenty-One Guns)」サムの元彼が病院から脱走。強烈なまたぎ。
第13シーズン第14話「心の雑音(Murmurs of the Heart)」フォレスト・ウィテカーの結末。
第13シーズン第21話「結婚しよう(I Don’t)」ルカとアビーの結婚式が突然はじまる。
第14シーズン第10話「300人の患者(300 Patients)」300人達成のため、モリスが奥の手を。
第14シーズン第19話「シカゴ流(The Chicago Way)」シーズンフィナーレにして凄まじいクリフハンガー。
第15シーズン第3話「思い出多く…(The Book Of Abby)」アビーの降板。壁にネームプレート。
第15シーズン第7話「医者よ 自らを癒やせ(Heal Thyself)」グリーン先生などがスペシャル復活。
第15シーズン第16話「懐かしき我が街(The Beginning of the End)」カーターがERに帰ってきた。
第15シーズン第18話「私たちのすること(What We Do)」受付たち脇役にスポットライトがあたる。

 
Joe Sachs (IMDb)
35エピソードを脚本。
医療テクニカルアドバイザーとしてERに加入し、記念出演とかした後、第2シーズンからは脚本でも関わる。やがてStory Editorとなり製作となっていった。

印象的な作品:
第2シーズン第18話「夜勤(A Shift In The Night)」記念すべきデビュー作
第4シーズン第15話「緊急脱出(Exodus)」ベンゼン汚染でカーター君大活躍。
第6シーズン第11話「ドミノ・ハート(The Domino Heart)」同じ心臓の連続移植。
第7シーズン第17話「適者生存(Survival of the Fittest)」マルッチが間違って薬注射されてぐったり。
第7シーズン第22話「凶悪犯人(Rampage)」グリーン先生、除細動器を空打ちする狂気。
第8シーズン第9話「親子(Quo Vadis?)」リースの親権争いの裁判。
第8シーズン第22話「閉鎖(Lockdown)」天然痘騒ぎでERが大混乱。本格的なシーズンまたぎの始まり。
第9シーズン第17話「虚偽(The Advocate)」ケリーが内緒の梅毒患者を看て大ピンチに。
第10シーズン第8話「悪夢再び(Freefall)」ヘリ落下でER大混乱。ロマノ死亡。
第11シーズン第18話「治療拒否(Refusal of Care)」息子のためにハンガーストライキの母親。
第12シーズン第8話「救出(Two Ships)」飛行機落下でニーラ大奮闘。ガラントと再会。
第12シーズン第13話「身体と心(Body and Soul)」ジェームズ・ウッズとアビーの長い物語。
第13シーズン第5話「エイムス対コバッチュ(Ames v. Kovac)」フォレスト・ウィテカーいよいよ登場。
第14シーズン第10話「300人の患者(300 Patients)」300人達成のため、モリスが奥の手を。
第15シーズン第1話「命は受け継がれて(Life After Death)」プラット無念の死亡。
第15シーズン第14話「長く不思議な旅(A Long, Strange Trip)」ずっと昔のERがフラッシュバック。
第15シーズン第21話「気分は最高(I Feel Good)」実質的な最終回。モリスは歌が本当にうまい。

 
John Wells (IMDb)
32エピソードを脚本。
エミー賞に受賞多数。「チャイナ・ビーチ」での製作と脚本で頭角をあらわし、このドラマにてその後のERの多くの監督家、脚本家と繋がった。ERの初回から製作として加わり、脚本、製作、監督もこなした。ERの大功績者。
他、「サード・ウォッチ」を立ち上げたり「ザ・ホワイトハウス」の後半に加入したり、映画の脚本も。近年は映画の製作がメインのよう。

印象的な作品:
第2シーズン第16話「同僚(The Healers)」シェップの同僚が事故で大火傷。
第2シーズン第22話「ドクター ジョン・カーター(John Carter, M.D.)」カーター君がとうとうドクターに。
第5シーズン第15話「愛と友情の終幕(The Storm: Part 2)」ロス先生降板。
第6シーズン第21話「決意の日(Such Sweet Sorrow)」キャロル降板。
第7シーズン第6話「The Visit(突然の訪問」サリー・フィールド登場。ベントンがマルッチにキレる。
第8シーズン第16話「秘密とうそ(Secrets and Lies)」密室劇のような良作。
第8シーズン第21話「託す思い(On the Beach)」グリーン先生特別編。
第9シーズン第22話「悪夢(Kisangani)」アフリカ編。カーターがピンチに。
第10シーズン第2話「失われた友を求めて(The Lost)」ルカがアフリカで死にそうな目に遭う。
第10シーズン第10話「マケンバ(Makemba)」カーターが戻ってくるので、アフリカの話を急ピッチで。
第10シーズン第21話「卒業(Midnight)」アビーが仮卒業。カーターの子は死産。
第11シーズン第21話「愛の決意(Carter est Amoureux)」カーター降板前夜。やっぱりケムの元に。
第15シーズン第19話「あの時再び(Old Times)」ロス、キャロル、ベントン復活。カーターは手術。
第15シーズン第22話「そして最後に(And in the End…)」120分の大エンディング。

 
R. Scott Gemmill (IMDb)
32エピソードを脚本。
TVドラマの脚本をこなした後、ERには第6シーズンより加入。後に製作となった。

印象的な作品:
第6シーズン第12話「医学生アビー(Abby Road)」アビーがレギュラー昇格。
第7シーズン第10話「心に安息を(Piece of Mind)」ジェームズ・ベルーシ出演。グリーン先生は手術。
第7シーズン第20話「強制収容を逃れて(Fear of Commitment)」アビーとサリー・フィールドの裁判劇。
第8シーズン第3話「激怒(Blood, Sugar, Sex, Magic)」レイチェル再登場。ロマノの手話。
第8シーズン第19話「緊急事態(Brothers and Sisters)」サード・ウォッチとのクロスオーバー。
第9シーズン第1話「災害(Chaos Theory)」ロマノの腕が!
第12シーズン第7話「誘拐犯(The Human Shield)」誘拐犯騒ぎ。ゲイツ初登場。
第12シーズン第20話「天使のいないところ(There Are No Angels Here)」プラットがアフリカで散々な目に。
第12シーズン第21話「悲報再び(The Gallant Hero and The Tragic Victor)」ガラントの訃報。
第13シーズン第13話「不協和音(A House Divided)」プラットの逮捕、サムの家が火事。

 
Jack Orman (IMDb)
28エピソードを脚本。
第4シーズンから第9シーズンまでプロデューサー、脚本家、監督として関わる。ジョン・ウェルズと並んで、ERの大功績者(だと思ってる)。

印象的な作品:
第5シーズン第8話「闘い終わって(The Good Fight)」カーターとルーシー・ナイトが揉めながら捜索。
第6シーズン第8話「大いなる期待(Great Expectations)」キャロルの出産。アビー初登場。
第6シーズン第14話「悲報(All in the Family)」カーターとナイトがソブリキに刺された後半。
第6シーズン第22話「危機(May Day)」カーター君が薬物中毒で病院送り。
第7シーズン第15話「告白(The Crossing)」ジェームズ・クロムウェルとルカ。列車事故も。
第7シーズン第22話「凶悪犯人(Rampage)」グリーン先生、除細動器を空打ちする狂気。
第8シーズン第8話「曇ところにより雨(Partly Cloudy, Chance of Rain)」大雨で感電しそうな救急車。
第8シーズン第14話「運命の波間に(A Simple Twist of Fate)」グリーン再発。アビーは隣人に殴られる。
第8シーズン第20話「手紙(The Letter)」グリーン先生の訃報。
第9シーズン第1話「災害(Chaos Theory)」ロマノの腕が!
第9シーズン第3話「反乱(Insurrection)」ERの危険を訴えてカーターらがプチストライキ。
第9シーズン第21話「夜が昼と出会うとき(When Night Meets Day)」昼のカーター、夜のプラットが交錯。

 
Lydia Woodward (IMDb)
27エピソードを脚本。
ERの最初期よりプロデューサー、脚本家として第12シーズンまで関わる。

印象的な作品:
第1シーズン第24話「Motherhood」タランティーノが監督。チュニー初登場。
第3シーズン第15話「険しい回り道(The Long Way Around)」ユアン・マクレガーがゲスト登場。
第6シーズン第13話「だれよりも君を愛す(Be Still My Heart)」カーターがソブリキに刺される日。
第11シーズン第19話「10年前の悪夢(Ruby Redux)」ルバドーとカーター。因縁の二人。
第12シーズン第9話「信じること(I Do)」ジョン・レグイザモの決めシーンが炸裂。
第12シーズン第19話「逃げ場なし(No Place to Hide)」ケリーが杖を捨てる。プラットはアフリカへ。

 

↓↓↓ ER緊急救命室のトップページへ ↓↓↓


ER 緊急救命室 感想室