未来世紀ブラジル

「未来世紀ブラジル」を観た。

昔の映画だが何度か観ている

テリー・ギリアム監督作。個性をガンガン詰め込んだ内容。CGと無縁の世界。サイバーパンクというよりスチームパンク。めちゃくちゃアナログなところと、どういう仕組みなのかわからないくらいハイテクノロジーが同居している。また、人々のモラルはめちゃくちゃで、資本主義と社会主義をまとめて否定するようなストーリーライン。まあストーリーはあってないようなものだ。

ジョナサン・プライス主演でロバート・デ・ニーロは珍しい脇役。今となってはロバート・デ・ニーロも脇役にまわることも多々あるが、当時の作品群で脇役というのはとても珍しい。しかし結果的に映画史に残るような名作に出演を果たしたわけで、目の付け所は素晴らしかった。

まあ、初見のときから面白い映画だなあという感想は変わらずなんだが、少しは批判的でもある。やっぱりテリー・ギリアムとティム・バートンは同じニオイがするっていうか、とにかく手作り感が満載なのですよ。それで手作り感が悪いほうに振り切れているため、どうにも安っぽい。
(だからといって今更リメイクしてもオリジナルの勢いは失うだけだろうなとも思う)

映画作りの熱意をめちゃくちゃ感じるのです。鬼気迫るものといっていい。ジョナサン・プライスもロバート・デ・ニーロも一生懸命に時代を作ってる感じが伝わってくる。映画史の一幕なのだ。

エンディングは皮肉な感じ。テーマ曲がいいですね。

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