ガリバー旅行記

「ガリバー旅行記」を観た。

スウィフトの原作がモチーフだが、なんか舞台は現代だし、ロボットぽいのも出てくるし、わりと自由に脚色されてる感じ。
むしろ「へー」と思ったのが、やっぱり小人の国なんだーということだ。知ってる人もいるだろうが、スウィフトのガリバーは、小人の国だけでなく巨人の国とか日本とかに行ってますね。ラピュタ? いや読んだことはないけど。ハリウッドでもやっぱり小人の国で話にするんだねえと思った。

ガリバーがジャック・ブラック。小人の国のお姫様がエミリー・ブラント。あとジャック・ブラックと何故か結ばれるのがAmanda Peet。ああ「アイデンティティ」か。

で、この「ガリバー旅行記」ですが、いまいちジャック・ブラックに感情移入できなかった。わりと出来の悪い人間を演じることの多いジャック・ブラックだが、このガリバー旅行記でもその方向性はいかんなく発揮されている。で、それが良いほうに転がってることのないキャラクターなのだ。

エミリー・ブラントも今いち佇まいが戸惑い気味だし、姫に言い寄る敵役も貧相だし、ひそかに姫を想う大男も何だかパッとしない。ロボットっぽいテクノロジーが大味だし、全体的にマンガのノリだ。
肝心の小人の国という世界観は、CGが雑なせいもあって(マシなのは一番最初の横たわって縛られてるところくらい)、小人の国に来てるドキドキ感がさっぱりだと思った。

正直なところ、映画鑑賞に毒されてるというかね…たぶん映画をまったく観たことない人が観たら、たぶん面白がると思うんだね。ところが毒されてると、「どうして小人の国に行ったらびっくりするジャック・ブラックなんか観てるんだろう」とか思ってしまうのだ。じゃあレンタルするなよという話だ。そりゃそうだ。