ケープ・フィアー

ケープ・フィアー

「ケープ・フィアー」を観た。

Cape Fear

ずいぶん久しぶりに観た。前に観たのは8年前なのか。
それまでも何度も観てる。もう何度も何度も観た。1991年の作品で、ロバート・デ・ニーロの輝かしい時代が終わりを告げる(と勝手に言っているが)90年代のまだ最初のころ。本作でアカデミー主演男優賞ノミネート。ジュリエット・ルイスも助演女優賞ノミネート。

ロバート・デ・ニーロは前年に「レナードの朝」で主演男優賞ノミネートだったので2年連続。しかしこの後はノミネートにずっとならず、2012年の「世界にひとつのプレイブック」で助演男優賞ノミネートとなった。

90年代にリアルタイムで観てたわけでロバート・デ・ニーロの躍進にわくわくしたわけだ。まさかその後鳴かず飛ばずになるとは思いもしない(出演はめちゃくちゃ増えたのだが、質が悪く役作りも何もあったもんじゃない状態になった)。

本作はロバート・デ・ニーロが50歳前ながら驚愕の肉体トレーニングを行い、筋骨隆々で殺人マシーンをつくりあげた。全身に入れ墨、不気味なロングヘアー、歯並び悪い、英語のアクセントがかなり粗野であるなど、外見からのアプローチも相当のものだった。

ロバート・デ・ニーロとジュリエット・ルイス以外にはニック・ノルティ、ジェシカ・ラング、イレーナ・ダグラスが出演。本作は「恐怖の岬」のリメイクとなっており、オリジナルで殺人鬼を演じたロバート・ミッチャムと弁護士を演じたグレゴリー・ペックも出演している。
当初はロバート・レッドフォードがキャスティングされており、ロバート・デ・ニーロは弁護士を演じる予定だったが入れ替わりとなり、ロバート・レッドフォードの代わりにニック・ノルティが出演した…と以前は書いていたが、これの裏付けが見つからなかった。本当は違ったのだろうか(ロバート・レッドフォードが当初、弁護士役でキャスティングされたかも、という記述は見かけた)。

映画自体はかなりB級な香りすらするサスペンス映画なのです。少々過剰なBGM、ガチャガチャしてるカメラワーク。最後の船はあまりにも模型くさい。
そして、後からそういった演出が「あえてそうした」というものであり、これは古き良き時代のサスペンス映画をオマージュしたものだという意図だと知った。

本当かよ。

そんなのありか。と正直戸惑ったものだ。
いやそういうのいいから、せっかくロバート・デ・ニーロがあんなに本気出してきてるんだから、最新の演出で応えろよと思ったものだ。

今回ずいぶん久しぶりに観て、細かいところまで含めてかなり覚えているなと思った。それだけ何度も観たということなのだ。
映画自体は凡な感じですが、役者は見どころあります。そういう映画ってあまり無い。本来は映画が面白ければいいわけだしな。