ER 第13シーズンを観終わった

ER第13シーズンを観終わった。
徐々にパワーダウンしていくものの頑張ってたシーズンではあったと思う。ケリーが途中で降板したり最後のレイはあまりにもだが、このシーズンは最終的にはルカとアビーの結婚に向かうのである。

第13シーズンより、オープニングのテーマや映像が変わった。レギュラー陣もさらっと字幕だけになった。プチリニューアルといったところだろう。
また、第13シーズンだけ23話ある。


第13シーズン第1話「危機脱出(Bloodline)」は、前シーズンのたくさんのトラブルがどんどん解決される。まず、死んじゃうどうしよう!という感じだったアビーとルカはさくっと発見されて手当てをうける。しかしアビーは緊急帝王切開になる。


また、ジェリーは被弾していたが、開胸手術を受けるに至る。結構ピンチ。


そして、サムはアレックスとともに元彼グループに拉致されていたが、このグループは仲間割れして元彼が撃ち殺してしまった。そしてサムは元彼にレイプされ、そして眠ったところでサムは元彼を撃つのあった。結構これはERのなかでは異色の出事事だろう。


第13シーズン第2話「卒業の日(Graduation Day)」では、サリー・フィールドがゲスト出演。相変わらずのキャラクター。


モリスは製薬会社に魂を売ったのだが、すぐにERに戻りたいと言い出す。しかしクレメンテ(ジョン・レグイザモ)の不祥事に対して、ルカの管理能力を問う雰囲気のなかでケリーが自ら責任を取って診療部長を退いてしまうのであった。


また、いよいよゲイツがレギュラー昇格。インターンとしてERにやってくる。ニーラとゲイツは急速に接近していく。


サムが元彼を撃ち殺したことについては、アーマンド・アサンテの尽力もあって正当防衛として処理された。これは結構タイトロープ。アーマンド・アサンテってその後なんとなくいなくなってしまう。


モリスについては、結局プラットがルカに話をつけてくれた。これでプラットとモリスはスタッフ・ドクターに。


John Mahoney
患者(男)のパートナーとして第13シーズン第3話にゲスト出演。患者の家族には理解されないパートナー関係に少し怯んだり。John Mahoneyは映画出演多数のベテラン。


Paula Malcomson
ゲイツと同居するメグ役として第13シーズン第3話から登場。このシーズン途中までの出演。のちのち明かされていくのだが、ゲイツの同僚の妻。同僚が戦死したので保護してる。保護してるっていっても、やることはやってる。


Busy Philipps
医学生ホープとして第13シーズン第3話より登場。主にこのシーズンで出演し、翌シーズンでドクターになって消える。使い物にならない困ったキャラだがモリスと接近しつつ、ルカとアビーの結婚式で活躍した。


J.P. Manoux
第2シーズンでちょろっと無名時代?に出たJ.P. Manouxが、第13シーズン第3話より外科のクレンショー役で登場。最終シーズンまでちょろちょろ出てくる。主にニーラをいじめるキャラ。


怪我を負った受付ジェリーの代わり要員ティミーとして第13シーズン第3話より登場。もともとティミーは第1シーズンの前半に受付で登場していたゲストだが、なぜか第13シーズンの間もゲストとして登場する。


Chloe Greenfield
ゲイツの愛娘(血は繋がっていないが)サラ役として第13シーズン第3話から登場。母親のほうは少ししか登場しなかったがサラのほうは最終シーズン最終話までしぶとく生き残った。ずっと反抗期でゲイツを悩ませ続ける。


Malaya Rivera Drew
第13シーズン第4話より登場の医学生。このシーズン通してのゲスト。レイとニーラは付き合いそうで付き合わず、ニーラはゲイツと接近するしレイはこの医学生と接近するのである。医学生と付き合うのはタブーだったはずなのだが、そんなことはどうでもよくなるのである。


この第13シーズン第4話「親であること(Parenthood)」では、モリスが自分の息子(でも秘密)のサッカーの試合に駆けつけ、勝手に応援で盛り上がる。親から不審に思われて囲まれる羽目に。結局、遺伝学的に親子であることが知られてしまうのだが、このエピソードはその後どうなってしまったのかよくわからずじまい。


Forest Whitaker
出ましたフォレスト・ウィテカー。アカデミー賞も獲った演技派だが、ER第13シーズン第5話から数話に渡ってゲスト出演。ルカを医療ミスで訴える患者役。ERでの混雑がピークに達しているときに長時間放置されていたせいで半身不随になったことを主張する。お互いに主張を譲らず裁判で争うことになり、お互いが疲弊して話し合いを始める…という風になるまでは良かったんだが、どうもそこからストーカー気味のよくわからない展開になったのが非常に残念だ。最後はどうにもこうにもな終わり方だった。


Gina Ravera
ドクター・ベティナ役として第13シーズン第6話から登場。第15シーズン冒頭のプラット降板とともに消える。プラットの相手役で、病気になったり。これまで適当な遊び人だったプラットが真剣に交際し始める女性。


Angel Laketa Moore
看護師ドーン役で、第13シーズン第6話から出演。ER終盤の13から15シーズンにちょいちょい登場することに。これまでいつの間にかいた的な登場の多かったサブキャラクターのなかで、ドーンは皆に挨拶してるシーンが挿入されており、少し特別扱いだったかも。


Keith David
様々な映画で見かける脇役Keith DavidがERにも第13シーズン第7話から少し出演する。教会の神父。薬を買えない人々が集まって薬の交換をしており、見過ごせないプラットが臨時のクリニックを開いたりする。結局これがプラットの医師免許剥奪寸前に繋がる。


Shawn Hatosy
得体の知れない患者で第13シーズン第7話にゲスト出演。実は多重人格で、治療が非常に難しいことがわかる。演じるShawn Hatosyは無名だろうが実にエキセントリックで達者。デクスター第5シーズンでも猟奇殺人一味の一人として出てきてさらにびっくり。


この第13シーズン第7話「ジグソーパズル(Jigsaw)」は他にも見所あり。フォレスト・ウィテカーは何も知らないアビーに接近する…なんかゆりかごを揺らす手っぽい…別にこういう展開にならなくてもよかったんだがね。


あと、ゲイツとニーラはERのなかでおっぱじめてしまい、それをレイが目撃するという悲しい展開に。


Fred Ward
謎の男として第13シーズン第8話から登場。最初はただ酒場でアビーの近くに居合わせただけかと思いきや、患者として登場したり。そして実はアビーの父親だったという展開に。なんかアビーって親族がおしなべて登場しますね。


この第13シーズン第8話「ブルーレディ(Reason to Believe)」では、街の浮浪少年がニーラのことをブルーレディだと信じて(よくわからんが、子供がそういう神話を勝手につくるとゲイツは解説)、ニーラなら治せると譲らない展開に。ちょっと寓話的。


それからケリーは徐々にテレビに出演するようになり、中継現場で緊急救命措置を施したり。このテレビのプロデューサーだかディレクターだかの女性もレズでケリーと出来たり、ちょっと強引でもあるが、ケリー降板の引き金を作っている。


第13シーズン第9話「緊急搬送(Scoop and Run)」では、アビー活躍の回。救急ヘリに乗る番がまわってきたアビーが、大事故になった現場で無茶な活躍をみせる。バスが落ちていって、あれは本当に危なかった。


Kip Pardue
アルバイト?の看護師として第13シーズン第10話から登場。数話だけ出演。サムの相手で、最初は何か裏がありそうな予感がしたが別に何もなく、ただの良い奴だった。そしてサムとやることはやったが、特別何もなくさらっと消えた。何だったんだろう。


Aasif Mandvi
第13シーズン第11話から少しだけ登場。外科のレジデントだったかスタッフだったか、ニーラと絡む話。臓器提供を金でやろうとして動揺する。Aasif Mandviは映画でよくみる顔。


第13シーズン第12話「傷ついた信頼(Breach of Trust)」では、ケリーが降板することに(実際には第13話で最後)。人件費を削るためにルカが辞めてくれないかと血迷って言ってしまい、ケリーはテレビ出演でいけそうだったので辞めるわ、という感じになる。まあカーター抜けた後の古株となっていたケリーだが、出番が少なくなっていたのも確かだ。権力欲が強かった昔に比べ、すっかり丸くなっていた。


第13シーズン第13話「不協和音(A House Divided)」では色々なことが一気に起こる。まずプラットは違法の臨時クリニックの件で警察に逮捕されてしまった。この後ルカはプラットの釈放を求めて警察へ向かうことに。


謎の男はアビーに「実は父親なんだ」と言い出し、アビーを怒らせる。


ケリーは持ち物をまとめてERを去っていく。ルカは自分が引き金を引いておきながら、ケリーと涙の別れになるのであった。


ゲイツはニーラと接近したことで、同居してるメグと揉めていたが、すっぱり別れたもののメグは自殺をはかり、サラが慌てて電話してくる。


サムはアルバイト看護師とよろしくやっていたが、反抗期のアレックスは夜中に起きてきて酒の入ったグラスに火をつけて遊ぶ。それでグラスを倒してしまい、火事になる。


アビーは家に戻ると、フォレスト・ウィテカーが銃を持って待ちかねていたのであった。そしてルカを呼べと要求する。

とまあ、第13話はとても色々なことがパラレルで起こり、レギュラーのほとんどが何かに巻き込まれていくのだ。まるでシーズンまたぎであり、何だろうなと思ったものだ。調べてみると、この第13シーズン第13話の放送日は2007年1月11日。次の第14話の放送日は2007年2月1日なのである。ほぼ一ヶ月弱空いてしまうので、まるでシーズンまたぎのようなことをやって視聴者を繋いでおこうとしたのかもしれない。でもこの一ヶ月弱空くってのはこのときだけに限ってなくて、どのシーズンも12月から3月にかけてはかなり変則的なのだ。ケリーが抜けるのと同時期だったので、このような大仕掛けをしたのかもしれない。


第13シーズン第14話「心の雑音(Murmurs of the Heart)」では、どーんと風呂敷を広げたので、どーんと畳むのである。まずサムとアレックスは無事に火事から逃れた。でも同じアパートの住人は…ひどい話だ。


メグの自殺未遂はゲイツとニーラが駆けつけてERに運ぶ。しかし手当ての甲斐もなくメグは死亡。サラはニーラを超敵視する。


フォレスト・ウィテカーはルカを銃で脅して夜のドライブに。万力に手を挟ませて拷問したり迷走しまくりだ。


結局、フォレスト・ウィテカーは警察に撃たれて死亡。ルカは無事に保護された。なんか救いようが無い終わり方であり、ちょっとルカの正義とか医療の正義とか医療ミスだったのかとか、そういう微妙なところが全部どっかにぶん投げられて暴走したフォレスト・ウィテカーになってしまったのは非常に残念でもある。


Freddy Rodríguez
ERに運ばれてきたコメディアン。第13シーズン第15話に登場。死に瀕してなおステージに立とうとする執念の芸人…という感じなのだが、有名な人なんですかね…?


Sean Young
瀕死の患者としてERに運ばれてきた患者。ショーン・ヤングはもちろんスペシャルゲストなのだろう。第13シーズン第16話に出演。貧乏の極みにあり、子供たちにお金を残すために時間をかけて自殺をはかろうとした女性。


この第13シーズン第16話「良心の危機(Crisis of Conscience)」は、ショーン・ヤングの力演もあって(というか、その息子たちの力演が大きいかも)、骨太なエピソードでもあった。自殺がはっきりすると保険金がおりないので、ルカも迷ったすえにカルテを書き換えるという…ルカも変わったものだ。


Stacy Keach
ゲイツの酔っ払い父親として第13シーズン第17話から数話登場。Stacy Keachは「プリズン・ブレイク」にも登場。映画でもよく見る顔だ。


この第13シーズン第17話「父親の思い(From Here to Paternity)」では、火事騒ぎのあったサムとアレックスに決別の日が。といってもアレックスを全寮制の施設に送り込むといった感じなのだが。ともかくこれでサムはしばらく一人身の状態になる。


Annabella Sciorra
患者の付き添いカメラマンとして第13シーズン第18話と第20話に登場のゲスト。第20話では患者として。サムとの絡みで末期患者の人生観などが語られる。アナベラ・シオラも年を取ったなあ…


第13シーズン第20話「明かりが消える(Lights Out)」では、ERをいったん閉鎖する羽目になってルカは(ケリーが辞めたこともあって)ほとほと部長職が嫌になる。アンスポーに辞めますと言い出す。そんな簡単に辞められるのか。


第13シーズン第21話「結婚しよう(I Don’t)」では、突然、ルカとアビーの結婚式が始まる。アビーに秘密でルカがホープたちに協力してもらって進めていたのだ。唐突すぎてアビーは拒否しまくるが、最終的には丸くおさまる。


結婚式ではニーラのことでレイとゲイツが喧嘩になる。レイは帰り道にニーラからメールが来て喜んだ瞬間、車が突っ込んでくるのであった。


Stanley Tucci
モレッティ部長として第13シーズン第22話から登場。主に第14シーズン全般のゲスト。もともとICU部長だが、ルカの後のER部長を引き受ける。皆の嫌われ者だが、アビーと寝てしまうという…ありゃ何だったんだろう。ER部長職については、第13シーズンまでのルカから第14シーズンのモレッティとスカイ、第15シーズンのアンジェラ・バセットまで落ち着かないポストだ。Stanley Tucciはもともと映画出演多数だが、このERの後にアカデミーを獲ったのは貫禄ありすぎだ。


第13シーズン第23話「蜜月(みつげつ)の終わり(The Honeymoon Is Over)」では、やや強引なシーズンまたぎ。まずルカとアビーは新婚旅行に行くはずが、ルカの父親が倒れたとかでクロアチアへ行ってしまう。ルカは実質ここで降板で、第14シーズンでは少しだけ出てくるにすぎない。


レイは結婚式の夜から消息不明だったが、実は怪我の治療で両足を切断していた。ニーラはショックを隠せないが、レイはERを去って故郷に帰ってしまった。この降板もあまりにもな感じ。


ゲイツの愛娘サラは、メグが死んだことで微妙な関係になる。ゲイツは引き取りたいが、サラの祖父らは親権を譲らない。というわけで強引にサラを連れていってしまった。


そして反戦集会にてニーラは群集のパニックに巻き込まれてしまう。人々に踏みつけられるニーラを見てゲイツが叫ぶ。といった終わり方。

第13シーズンは、それまでに比べてパワーが落ちていることは確かだった。カーターが抜けた雰囲気を引きずりすぎだったかもしれない。このシーズンで実質はルカも降板だし、次シーズンは全体的に暗いのだ。アビーとルカの結婚式はER全体のハイライトだったかもしれない。ここから全体的にエピローグへ向かう感じになった。

 

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