人生は小説よりも奇なり

人生は小説よりも奇なり

「人生は小説よりも奇なり」を観た。

Love Is Strange

ジョン・リスゴー、アルフレッド・モリーナ、あとマリサ・トメイとか。
39年間連れ添ったジョン・リスゴーとアルフレッド・モリーナはついに同性婚を果たす。彼らの周りには祝福し応援してくれる家族もいる。しかし世間の目は時に厳しい。職を追われて当面は別々に暮らすことにしたジョン・リスゴーとアルフレッド・モリーナ。しかし…という話。

舞台はマンハッタンである。50-60歳近くになって同性婚で暮らす人々がいそうである。日本にも婚でなく愛で一緒に暮らす人々はいるだろうが、私は周囲で50-60歳の同性愛カップルを観たことがない。なので現実味はあまりない状態で観た。
邦題の「奇なり」とは何が奇なりなのか。老年期に同性婚で暮らすことを奇なりと表現しているわけではないだろう。生きていると色々あるという意味で使っているのだと思う。同性婚であってもなくても、生きてると色々あるさ…という意味なのだろうが、この邦題はやや浅いように思う。原題は”Love Is Strange”なのだ。これは本作を観たら「愛は奇なり」ではなく「愛は偉大だ」という意訳になると思うんだがどうなんだろう。

アルフレッド・モリーナは「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」で序盤で自爆する小狡い男…と全世界で紹介されているのだと思う。本当は色々と出演しているのだが、どうしても「レイダースの最初に死ぬ人」みたいなイメージが強い。もう30年以上も前なのだ。

マリサ・トメイはもう50歳過ぎなのである。驚異的だ。この10年間の出演作は非常に充実しておりキラキラしている。決して大作に出ているわけではないがマリサ・トメイが出演しているなら観たくなる、という珍しい存在になっていると思う(男性ではグレッグ・キニアに近いと思う)。ダイアン・レインとほぼ同世代だが、成長ベクトルはかなり異なる。