さよなら渓谷

さよなら渓谷

吉田修一「さよなら渓谷」を読んだ。

なかなか面白かった。
この作者にしては珍しく、文学っぽくなかった。どちらかというと普通の小説っぽかった。

 
幼児が死んで、その母が疑われて、連日マスコミがその家の前に張り付いて、それでやがて母が連行されて。
最近、よくテレビで見るような光景から物語が始まる。

その隣家に住んでいる男女の物語。

全体としてはひねった感じもなく、ただ事実が淡々と明らかになっていく。
吉田修一ってすごい。

 
ただ、文学っぽいほうが真骨頂だと思うしそちらのほうが好きなのだけど。
これはこれで面白かった。