アクトレス 女たちの舞台

アクトレス 女たちの舞台

「アクトレス 女たちの舞台」を観た。

Clouds of Sils Maria

ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツが出演。
てっきり、オムニバス作品だと思ってました。3人の女優の、それぞれの物語といった連作短編なのかと。

違った。ジュリエット・ビノシュの主演作であった。

ジュリエット・ビノシュは往年の女優。アシスタントがクリステン・スチュワート。ジュリエット・ビノシュはある舞台の出演を交渉されていて、それは若い頃に自身が出世作となったもの。しかし出演のオファーは、自分が望んだ役ではなかった。自分が望んだ役は、若手のクロエ・グレース・モレッツが演じるのだという。悶々とするジュリエット・ビノシュだが…という話。

若い頃の出世作というのは、二人の女性が主人公で、年配と若手がセットになっている。若い頃に若手の役を演じたジュリエット・ビノシュだが、今でも若手の役を切望するのだ。
正直なところ、時を経てのリメイクで、若い頃は若手の役をやったが年をとってから違うほうの役を演じるなんてありそうなものだ。それはそれで役者冥利に尽きるのではと思える(一線で活躍できているのだし)。しかしジュリエット・ビノシュはそこに拘る。

観てて、何を文句を並べるのだろうと思わずにいられない。振り回されるクリステン・スチュワートは気の毒だ。若いので生意気な女優、というのをクロエ・グレース・モレッツが演じていて、これはかなり脇役だった。せめて演技合戦みたいなもんでもあれば見どころあるだろうが、肝心のその舞台はほとんど触れないで終わるのだ。
大事なところに触れないで周辺をかき回すだけの作品。よくある。

あまり見どころを感じなかった。ジュリエット・ビノシュはどちらかというと雰囲気女優の域を出ないままに思う。恰幅いい町の人気者みたいな、「ショコラ」みたいな方面でどんどん行けばいいのにと思う。

クリステン・スチュワートが各方面で絶賛されたそうです。
そうかなあ。クリステン・スチュワートはもっと「オン・ザ・ロード」みたいなかっ飛んだ作品に出たほうがいいと思います。

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