ER 第10シーズンを観終わった


ER第10シーズンを観終わった。レギュラーの補充などでエピソードが豊かになり、見ごたえのあるエピソードも多かった。
ここではこれまでと同様に、印象的なエピソードや人物をメモとして記録しておく。


Joe Grifasi
第10シーズン第1話にて患者で出てくるゲスト。映画でよくみかけるJoe Grifasiだ。古くは「ディア・ハンター」、最近だと「13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ」とか。


Parminder Nagra
いよいよ登場のニーラ・ラスゴートラ役。第10シーズン第1話で初登場。第3話よりレギュラー。いちおう第15シーズンまでレギュラー扱い(終盤ではほとんど出番なし。レイを追って遠くへ行ってテレビ電話越しの登場ばかり。本人が妊娠してたのと関係あるそうで)。第10シーズンでは医学生。第11シーズンで医学の道に進むか迷ってレジ打ちのバイトとかするが、やがてERに復活。外科へ進む。延べ129話に登場。
厳格で勤勉だがガラスのハート持ち。性欲は人並み以上。日本語吹き替えは誰に対しても上から目線のご宣託口調が実にハマってた。ガラントと超遠距離恋愛を育んで電撃結婚。そして電撃未亡人。腐れ縁だったレイ・バーネットが復活してきて二人は接近するのであった。カーター君がERを去った後は、アビーとニーラがERを支えた。


第10シーズン第1話「混乱と悲しみと(Now What?)」では、ERの中が工事の真っ最中なのである。第9シーズンで警備の関係でプチ模様替えがあったが、ここにきて全面改装なのである。これ以後、トリアージが完全にわけられる構造となる。


第10シーズン第2話「失われた友を求めて(The Lost)」では、アフリカ編のクライマックスとも言える強烈なエピソード。前話でルカが死亡したっぽい知らせを受けたカーターが、アフリカに舞い戻りルカを探す話。果たしてルカは生きているのか?(生きてるんだけど)というところで、ルカが本当にギリギリのところで助かった話になるんだが、まあ強烈でした。
これ以後、ルカはアメリカに戻って静養。カーターはアフリカに残ってしばらく出てこなくなる。


Scott Grimes
冴えないモリス役で第10シーズン第3話から登場。脇役で使えないレジデントでずーっと三枚目だった。だんだんと使える奴になってきて第11シーズン最終話でカーターがERを去るときに、「君がリードしろ」と言われた。そのせいなのか第12シーズンからレギュラー昇格。乳首が4つある。とっても遅咲きで最終的には頼れる戦力に。延べ112話に登場。


Glenn Howerton
ニック・クーパー役で第10シーズン第3話から数話登場。モリスと同じく別のところからやってきたレジデント。喘息持ち。モリスより腕が良いが、ロマノを平気で怒らせる一面も。ヘリが落ちる重要エピソードまではいたんだが、なぜかその後はいなくなった。


Nicholas D’Agosto
医学生アンディ役で、第10シーズン第4話から2話だけ登場。アビー、ニーラと同じ医学生という立場なんだがすぐいなくなってしまった。ERではよくあることである。Nicholas D’Agostoは映画やドラマでよく見かける人。「HEROES」とか。


Rossif Sutherland
医学生レスター役で、第10シーズン第4話からこのシーズンのみ登場。名前からしてもしかしてだが、なんとキーファー・サザーランドの腹違いの兄弟だそうです。ドナルド・サザーランドの息子。これ書くまで気づかなかった。あんまり似てないな。


この第10シーズン第4話「ままならぬ夜(Shifts Happen)」で明らかになるのだが、ERの模様替えによりエレベータが両側開くようになっているのだ。ところがこのあと、これが有効に活用されているようなシーンはあまり出てこない。


Linda Cardellini
看護師サム(サマンサ)として第10シーズン第5話からいきなりレギュラー登場。最終話まで出演して延べ126話に登場。アビーが医学生に移ったことで、キャロルから続いてきた看護師のレギュラー枠を引き継いだ形である。
仕事は出来る。男もそこそこ恋しいが、15のときに産んだ子供アレックス命で、サムのエピソードは基本的にアレックス中心である。ルカと付き合ったり前夫が戻ってきてひと悶着あったりしたが、最終的にはゲイツとうまくいく。


Bob Newhart
視力に障害のある患者役で、第10シーズン第5話より数話登場。スーザンのエピソード。ちょっと老いらくの恋っぽいところもあったが、最終的には自殺を選んだりするところがちょっとドラマチックだった。


Daniel Dae Kim
「LOST」のジン役でお馴染みのDaniel Dae Kimは、ERでも数話だけ出ていた。第10シーズン第5話から登場したソーシャルワーカー。


Daniel Roebuck
ERに運ばれてきた少年の患者の父親。Daniel Roebuckは映画でよく見かける人。


Alison Elliott
同じく少年の患者の母親。酒をほんの少し飲んだことで人生が大きく狂ってしまうエピソードなんだが、この人始めは気づかなかったよ。「この森で、天使はバスを降りた」の少女じゃないですか!うわーこうなってしまったのか。


Oliver Davis
サムが溺愛するアレックス役で、サムと同じく第10シーズン第5話から登場。アレックス役は途中で役者交代しており、第10シーズンと第11シーズンはOliver Davisが演じ、第12シーズン以降はDominic Janesが演じている。


この第10シーズン第5話「アフリカへの思い(Out of Africa)」から、いよいよアビーが医学生として戻ってくるのである。もともとは第6シーズン登場時から看護師はアルバイトで医学生だったが学費を滞納して看護師としてずっと出演。第10シーズンの間は、医学生をやりつつ看護師のバイトというダブルローテーションで働く。そんなこと可能なんですか物理的に。


Thandie Newton
カーターの運命の人ケム役で第10シーズン第8話から登場。主に第11シーズンまで登場。最終話にも復活して出演。アフリカで出会い、アメリカで出産するためにカーターと一緒にやってきたが、流産。このことで二人の間に距離ができるものの、最終的にはカーターがケムを追う形でERから去るという、カーターの幕引きを担った女性。
タンディ・ニュートンといえば2000年の頃は「ミッション・インポッシブル2」のヒロインとして鳴らしたものだが…まあ「クラッシュ」はありましたがね。


この第10シーズン第8話「悪夢再び(Freefall)」は、大型エピソードである。ヘリが落っこちてER内が大混乱。とってもスピード感緊張感のあるエピソード。
そしてこのヘリの下敷きとなりロマノが死亡するのである。つまりER降板だ。凄まじい散り方である。ロマノは第9シーズンの最初に手がちょん切れて大手術となり、そこからはたいしたエピソードもなく第9シーズン終盤では手を切断する手術を選択する。そして義手となった第10シーズンではあまりこれといったエピソードもなく挙句の果てに痴漢扱いされてそしてヘリの下敷き。すべてはあの手がちょん切れたエピソードが発端で、それ以後は非常にエピソードが少なくなってしまった。本人はその後もERを精力的に演出側で残ってるので構わないんでしょうが、ER作品としてはもったいない結末だったと思う。


Shannon Lucio
第10シーズン第9話で患者役で出演。誰だったっけかなーと思ったら、プリズン・ブレイクのあの強欲秘書だった。


第10シーズン第10話「マケンバ(Makemba)」では、カーターとケムが出会い、そしてERに帰ってくるまでを急ピッチで描く。これまでERでもちょいちょいあったカーターへ物資を送ったり便りが届いたりがクロスした、深みのある演出も。ま、とにかくカーターの休暇だったのかしばらく出てなかったカーターが復活なのである。



いまだに解明できてない謎がある。「カーターは、いつからスタッフ・ドクターになったのか?」なのである。特にこれまで、「あなたはスタッフ・ドクターよおめでとう」みたいなシーンがなかったように思う。しかし頼れる存在であるし、また、わりと自由にアフリカに行ったりするものだと思っていた。そしてこの第10シーズン第11話で、久しぶりにERに出勤してきたカーターに対して、プラットはカーターがスタッフ・ドクターであるようなことを言う(日本語吹き替えおよび字幕)。しかし原語ではそこまではっきり言ってるのか?という気がしないでもない。
これについてはっきりとした情報ソースをまだ見つけられてない。Yahoo Answerなどでも質問されているが、はっきりしない。カーターのWikipediaではその身分は「Per Diem」となっている。日雇い?フリーでやってるってこと?よくわからない。


L. Scott Caldwell
小児科のドクター・ラブとして第10シーズン第12話に登場。アビーとニーラは医学ローテーションで小児科で学んでいるわけだが、ここでアビーの実力を認めるのがこの人。ちなみにL. Scott Caldwellは「LOST」でも出てましたね。ERのケースン先生と夫婦で。


この第10シーズン第12話「新生児ICU(NICU)」ではケリーに子供が誕生するのである。ケリーのパートナーのサンディも久しぶりの出演だが、いきなり出産である(次に出てくるときは死亡のとき…)。ケリーは流産して以来、サンディに頼んだことがあったがサンディは拒んでいた。ところが何でだかよくわからないが、このエピソードでサンディは無事に出産となるのだった。


Paul Blackthorne
外科医ローソンとして第10シーズン第13話から数話出演。エリザベスの相手その1。


Steven Culp
第6シーズンで1回だけ出演したSteven Culpが、第10シーズン第13話から数話出演。エリザベスの相手その2。


J.K. Simmons
第10シーズン第14話にて登場の患者。意識を失って車の事故を起こしてしまう。何も覚えてなくて、ぶつけた相手が重傷なのでショックを受ける。J.K. Simmonsは「スパイダーマン」の編集長だな。


この第10シーズン第14話「労務管理(Impulse Control)」では、ルカとサムが急接近するのである。ほんとルカって誰とでもだなあ。


Patrick Fischler
第10シーズン第15話のみ出演のERスタッフ。映画でよく見る。


この第10シーズン第15話「高圧室(Blood Relations)」は変わったエピソード。生まれたばかりの赤ちゃんを、高圧室というところで経過観察する必要があった話。カウンティにこういう設備があったんですね。ニーラが閉所恐怖症と戦う。


また、このエピソードでチェンが戻ってくる。父親と一緒に。ずいぶんとご無沙汰のER復活である。ちなみにこの父親はあと数話出番があるんだが、その数話だけ役者交代があったりする。


第10シーズン第16話「許して 忘れて(Forgive and Forget)」では、受付のフランクがぶっ倒れてしまうのである。毒舌のひどいフランクだが、ニーラとプラットが治療するうちに、心はやさしいフランクであったことを知る。何故だかわからないが、唐突にサブキャラクターのフランクがスポットを浴びたエピソード。


このエピソードでは、モリスが邪見に扱って追い出した患者が、怒りまくって戦車にのってシカゴを暴走し、ERのモリスを目指してくるという話も。でも射殺されるところはちょっと凄かったですね。


Rocky Carroll
患者の父親役で、第10シーズン第17話でゲスト出演。映画でよく見かけるなあ。軍人とかの役で。


この第10シーズン第17話「評価(The Student)」では、混乱した状況のなか、患者の病歴を問い合わせるので手違いがあってニーラが患者を死なせてしまった。それをガラントが庇う。これがきっかけでガラントとニーラが結ばれていくわけだ…わりと公明正大なERだが(不利なことには別の解決法がみつかったりする)、これについてはニーラは庇われたままだ。


José Zúñiga
第10シーズン第18話より、数話出演。サンディの親族側。この人も映画でよく見る顔。


Cole Hauser
サムの元旦那(アレックスの父親)が戻ってきてしまった。ということで第10シーズン第18話から数話出演。ルカにプレッシャーをかけるが、ルカは動じない。演じるCole Hauserは第10シーズンのみの出演で、第11シーズンからは別の人が演じる。


この第10シーズン第18話「別離(Where There’s Smoke)」では、ケリーのパートナーであるサンディが、現場の事故で重傷となりERに担ぎ込まれる。ケリーは懸命に治療するが、救えず。サンディは第9シーズンはともかく第10シーズンでは出産のときと死亡のときだけ出てくるという終わり方。


そして同じくこのエピソードで、ガラントが降板。ニーラを庇ったことを胸にしまったままイラクへ向かう。しかしガラントは以後もちょくちょくERに出てくる。
ガラントは私生活のエピソードはほとんど無く、ERのなかでも地味なレギュラーの一人だった。逆に降板後のほうがキャラが立ってたかもしれない。


Maury Sterling
精神科のローテーション中のアビーに指導するドクター。第10シーズン第19話より、数話出演。ここでもアビーは才能を認められる。


この第10シーズン第19話「触っただけ(Just a Touch)」では、乳房検診をするプラットに対して、患者が不快だった意思をクレームする。わりとプラットは下心もなかったように見えるが、サムはそう思ってなかった。としても、このエピソードは何だったんだろうな…という、不思議な話。


また、このエピソードでは学費をどうしようと悩むアビーに、カーターがプレゼントで援助するのである。拒むアビーに対して、カーターが強烈なことを喋る。凄いねカーター財閥は。


第10シーズン第21話「卒業(Midnight)」では、次シーズンに向けての総仕上げが始まる。エリザベスのところにはレイチェル・グリーンが久しぶりに登場。事後用避妊薬を求めて来たのだが、まだ優秀な医者の卵の片鱗はない。


カーターとケムには試練が。検診に来たら死産になることがわかったのである。母体の安全のため、死亡した胎児を出産するケム。辛いカーター。カーター君の人生はホントに大変なことばかりだ。


そしてアビーは無事卒業式を迎えた。でも試験はまだパスしてないけど。その卒業式にERのスタッフたちが駆けつけるのも印象的なシーンである。


シーズン・フィナーレ第10シーズン第22話「ドライブ(Drive)」は力の入ったシーズンまたぎである。まずルカの前で人が押しつぶされる交通事故が起きる。


アビーは何とか試験をパスした。


ニーラはインターン研修先へ向かったが、「やっぱり出来ません」と言い出す。


アビーは晴れてドクターとなったので、看護師からドクターにスイッチする瞬間。得意げ。


サムは元旦那から身を隠すため、ERを逃げ出す。ルカは制止するがサムはアレックスと去ってしまった。


プラットは新車を自慢してチェンを載せて夜を駆け抜ける。だがトラブルになった車と小競り合いとなり、やがて発砲される。

といった感じで、様々な話が一気に動き出し、そして発砲と絶叫で終わる第10シーズンなのである。順調なのはアビーだけで、あとはいったいどうなる?という感じの終わり方。凄くあざといクリフ・ハンガーなのである。

第10シーズンは力作のエピソードは少なかったものの、ロマノの降板、ガラントの降板、ニーラやサムの加入などもあって、そこそこ厚みのあるシーズンだった。
カーターやチェンの出番は非常に少なく、アビーが主役のシーズンだったと言えるだろう。

 

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