ぼくとアールと彼女のさよなら

ぼくとアールと彼女のさよなら

「ぼくとアールと彼女のさよなら」を観た。

Me and Earl and the Dying Girl

主人公が「ぼく」で、映画オタクで友達の「アール」とパロディショートムービーを作りまくっている。学校では目立たないようにしてる冴えない奴。あまり知り合いでもない「彼女」が白血病であると母親から聞かされ、励ましてこいと言われる。いやいや出かけるも、少しずつ友情が芽生えていって…という話。原題も「Me and Earl and the Dying Girl」で、いい感じの邦題。

面白かったと思います。映画好きが映画を観るので当たり前だけど映画愛を前面に出されると点が甘くなります。主人公たちがやっている映画パロディはかなりくだらない、低予算の自主制作でおそらく超短編であるが、「僕らのミライへ逆回転」でもあったような、思わずそこだけで惹き込まれる要素ってありますね。水野晴郎のいう「映画って本当にいいもんですね」という奴だ。

ヒュー・ジャックマンの「ウルヴァリン」のポスターからヒュー・ジャックマンの声が聞こえてくるところでは、もちろんヒュー・ジャックマンが声のみ出演している。日本語吹き替えでもヒュー・ジャックマンやジェイソン・ステイサムでおなじみの山路和弘が担当。ちゃんと映画がわかっているなというキャスティングだ。

典型的なボーイ・ミーツ・ガールなのだが、そこはちょうど良い距離感を保った堅実なストーリー運びをやっていた。そして映画好きをフィーチャーしているので評価が甘くなる。ということで実は計算高い作品ではある。でも面白かった。映画って本当にいいもんです。