ER 第9シーズンを観終わった


ER第9シーズンを観終わった。第8シーズンと同様に見どころの多いシーズンではあるが、若干のパワーダウンは否めない。あと、アフリカ編の呪縛がはじまるシーズンでもある。

ここでは第9シーズンの気になるところ、気になる人をピックアップしてメモしておく。


第9シーズン第1話「災害(Chaos Theory)」は、第8シーズン最終話の続き。閉鎖されたERの天然痘騒ぎで他のフロアも混乱状態に。そして、ロマノは屋上で救急ヘリのローターに腕をスパーンと…ショッキングなシーズン開幕だ。CGが多用されるシーズンでもある。
そうした混乱を経て、結局は長期間に渡りERは閉鎖されるのであった。カーター、アビー、チェン、プラットは暇を持て余して愛を育む。


Amaury Nolasco
第9シーズン第2話でゲストの柄の悪い患者役。プリズン・ブレイクのスクレがここに。ほんとプリズン・ブレイク組が多い。


Leslie Bibb
この第2話から今シーズンの間にゲスト出演するのがLeslie Bibb。学生。すんごく細い顔…ガラントが好意を寄せるがルカと…なんか第2シーズンのロスとカーターとハーパー・トレイシーの話を思い出してしまうが。


Tom Everett Scott
アビーの弟として第9シーズン第3話から登場。ときどき思い出したように出てくる。アビーの母親と同様、躁鬱症状があらわれ、またもやアビーは振り回される。


第9シーズン第3話「反乱(Insurrection)」では、銃を持ち込んだ男がER職員を脅して薬物注射を強要する事件が起きる。ルーシー・ナイトが死んだ事件もあってショックを隠せないカーター。警備を強化すると約束しておきながら何もしないケリーに怒りを爆発させた。そして結局はプチストライキに発展するのである。
最終的にケリーは要求に応じて金属探知ゲートとか設置するんだが、そのかわり看護師を数名解雇することになるのである。もしかしてここを境に出てこなくなった人がいるかもなんだが、まだ未確認。


第9シーズン第4話「男らしく歩こう(Walk Like A Man)」では、それまでガラントが気にかけていた患者が死んでしまい、その病状を軽視していたケースン先生(久しぶり)に詰め寄る。プラットはガラントを諭すが、逆に殴られてしまう。プラットはガラント(マイケル・ガラント)のことを「Mikey」と呼んでいて、これが日本語吹き替えでは「ネンネ」となっていた。


Don Cheadle
出ましたドン・チードル。第9シーズン第5話からスペシャルゲストとして数話出演。パーキンソン氏病を抱えた医学生。知識は抜群だが体力がもたない。コーデイ関連のエピソード。ドン・チードルがERを歩いてるってのが不思議な感覚。


第9シーズン第8話では「初雪(First Snowfall)」では未曾有の大雪(これもCG)で身動きの取れないERと対比で、軍からの脱走で捕まるアビーの弟との対面を巡る騒ぎ。ガラントが尽力する。


第9シーズン第10話「ふり返れば(Hindsight)」はとても凝った構成。事故でルカと学生のエリン・ハーキンス(Leslie Bibb)がERにやってくるところから始まるのだが、ちょっとずつ時間が遡っていくのである。それにより、色々と見えてなかったことが見えてくるという仕掛け。とってもメメントっぽい。


Barbara Eve Harris
患者の母親。第9シーズン第11話にて。「プリズン・ブレイク」でウィリアム・フィクナーの部下でいた女性。ほんとプリズン・ブレイク出身者は多いなあ(というか、この後にプリズン・ブレイクが来るわけですが)…とか思ってたら。


第9シーズン第22話にて、なんと別人役(アフリカはキサンガニでの患者の母親役)で再登場するのである。同じシーズンで別人役で出てくるって例も非常に珍しいものだ。つうかこの人は言わなかったんだろうか?「あのー私、ちょっと前に出てたんだけど、いいんすか?」って。


なお、この第9シーズン第11話「友の助け(A Little Help From My Friends)」では、ケリーが実は妊娠していたんだが、それが残念なことになるエピソードも。


Bruce Weitz
悪者顔だなあ。ERに運ばれてきた議員役。第9シーズン第12話から数話。ケリーがVIP対応で張り切って診察するのだが、梅毒であることがわかり、それをカルテに残さないでくれと頼まれ、つい応じてしまうのである。つくづくケリーっぽいエピソード。これがシーズン後半に少し尾を引く。


Bruno Campos
第9シーズン第13話から数話出演。コーデイに言い寄る色男。手術の腕前も確か。コーデイは、まだ夫を亡くしたばかりなのよと自制するが、自制はあっという間に外れる。喪に服してるんじゃなかったのか。
でもこの色男は実は所帯持ちだったってことが後でわかる。


この第9シーズン第13話「裏切り(No Good Deed Goes Unpunished)」では、プラットの悩ましい兄についてのエピソードに終止符。プラットの兄は事故に遭って以来IQが落ちて、ろくでもない連中にいいように利用されてた。庇うのも限界があり、親戚に引き取ってもらうことになるのだった。ここでもガラントが代わりに面倒をみることに。


Eli Wallach
第9シーズン第15話にて、患者の付添。格からいってスペシャルゲストだと思うんだが…随分と適当な扱いだった。ちょっと出てきていつの間にかいなくなった。何だったんだろう。


この第9シーズン第15話「いつわりの望み(A Boy Falling Out of the Sky)」では、カーター君がどさくさに紛れてアビーに結婚したい!と言い出すのである。プロポーズ?とアビーは驚く。


Michael Peña
第9シーズン第16話から数話だけ登場。警官役。映画で良く見る。


Chris Pine
第9シーズン第16話でちょろっと登場する患者役で、Chris Pineが出演している。「スタートレック」「アンストッパブル」などで活躍するのはもっと後のことだ。


この第9シーズン第16話「千羽鶴(A Thousand Cranes)」では、ERの向かいの店マグーで強盗死傷事件が発生。ルカとチェンが発見する。
チェンが逃げた犯人のうち一人が黒人だったと証言し、ERに向かう途中のプラットとガラントも検問で引っかかる。わりと屈辱的な目に遭う二人だが、プラットは世の中そういうもんだからあきらめろと諭す。納得できないガラント。


さらにこの回では、カーターがレストランを借り切ってアビーにプロポーズをしようと計画するのである。ところが、ギリギリのところで思いとどまってしまう。カーターとしてはアビーの酒やタバコや、そういうやめられない習慣を変えていってほしい、二人で協力していこうという気持ちだったのだが、それはアビーは自分の人生観として変えられない、やめられない、というところで、意思の疎通が図れなかった。
アビーはてっきりプロポーズされるもんだと思ってたから肩透かし。このことで二人の関係は解消する方向へ向かう。


第9シーズン第17話「虚偽(The Advocate)」では、以前にケリーがカルテ未記載にした梅毒議員の顛末が描かれる。議員のパートナーも梅毒なんでよろしく処理してくれと頼まれ、またケリーが内密に診察することになるんだが、そのパートナーというのが男性。梅毒議員はゲイなのでもあった。で、このパートナーの男性というのが実はアレルギーがあったのだがカルテ無しでやってるので大変なことになってしまう。ケリーがかなり追い詰められるエピソード。これも非常に緊張感のある話でした。


Donal Logue
第9シーズン第18話から登場する、救急ヘリ隊員。いきなり「俺はスーザンと結婚したんだが」と現れる。スーザンがラスベガスへ遊びに行って、ノリで結婚してしまったらしい。どうしたんだスーザン先生。
この後、ノリの婚姻は無効にしようとするんだが、でも体の相性がいいとかで関係は続き、妊娠もするという…どうしたんだスーザン先生。


第9シーズン第19話「来る者 去る者(Things Change)」では、カーターの大切な祖母が亡くなる。大往生ですが。カーターはお婆ちゃんっ子だったし、これまでのERでもちょいちょい出てきた人が逝ったわけだ。
ただ、その葬式ではアビーの躁鬱の弟が大変な騒ぎを起こしてしまうのだが…


第9シーズン第21話「夜が昼と出会うとき(When Night Meets Day)」は、非常に力作の良エピソード。昼勤務のカーター、夜勤務のプラットが交錯する。また、マグーの店が火事になってたりロマノは腕を切断する決断をして手術を受けたり、この日は日食になるなど。これが44分ほどのなかで展開されるには圧倒的なボリュームのエピソードなのである。実に見どころが多い。
また、CG多用がうまくいかされたシーンも。火事で驚くカーターから駅にパンして電車の上側を通り抜けて朝になってて消火したマグーの店に佇むプラット。という繋がり方なんて、これまでのERにない凝りようだ。
ちなみにプラットは本当はこの時期に別の病院に配属が決まっていたが、最後の朝に思い直してシカゴカウンティのERに留まる選択をするのだった。そんなこと簡単にできるのか?


第9シーズン第22話「悪夢(Kisangani)」では、シーズンフィナーレながら異色。アフリカはキサンガニから。だから実質のフィナーレは前回だ。
このアフリカ編では、先発しているルカを手伝うためカーターが現地入り。慣れない環境にとまどいながらも懸命に働く様子が描かれる。しかし危険地域であり、銃を押しつけられあわや…というシーンもあった。アフリカって凄い。

この第9シーズンでもその兆候はあったが、続く第10シーズンでもアフリカに行ったり色々で、レギュラー陣がしばらくいなくなる。オフなのかER以外の活動なのかわかりませんが、人が多すぎて一人あたりのエピソードが希薄になるのも事実だ。
第9シーズンは、第8シーズンと第10シーズンの輝きの間に埋もれてる、ややパワーダウンのシーズンであったことは確かだが、それでも第21話などERならではの執念じみた力作もあった。

次は第10シーズン。いよいよニーラやサムが登場する。

 

↓↓↓ ER緊急救命室のトップページへ ↓↓↓


ER 緊急救命室 感想室