ヘイトフル・エイト

ヘイトフル・エイト

「ヘイトフル・エイト」を観た。

The Hateful Eight

クエンティン・タランティーノの長編8作目でありタイトルにも8が入っている。ある猛吹雪の夜に、とある店にて暖を取る8人によるクライムムービー。舞台は西部劇の設定である。

言ってみればゴア表現ばりばりの、とんがった会話劇である。好きな人にはたまらないだろう。タランティーノ好きにはたまらないだろう。俺は会話劇もタランティーノも嫌いではないが好きでもなく、本作はそんなに肌があわないなと思った。
チャプター形式で、いちおうネタ解説的な章もあって全体的に「なるほどそういうことだったのね」となるのもタランティーノっぽい。

会話が好きならついていけるんだろうが… ただただ過激に寄っていくだけで、脚本に知性が感じられないと思った。だいたい世のおバカムービーっておバカでも何でもないので白けるのが多い。本作はかつてハイセンス、スピード感でこれまでにない映画を世に送り出し時代の寵児となったタランティーノが悩みながら普通の作品にならないよう足掻いている感じがする。「ジャンゴ 繋がれざる者」もそんな感じだった。
色々と書いているが、結局のところ「たいして面白くない」という感想。

出演者が高齢化しているのも大きいと思う。正直、もうサミュエル・L・ジャクソンとかジェニファー・ジェイソン・リーとか要らないよと思ってしまう。

タランティーノには本格ミステリとかに挑んでほしい。