神は死んだのか

神は死んだのか

「神は死んだのか」を観た。

God's Not Dead

原題は「God’s Not Dead」である。「神は死んだのか」ではなく「神は死んでない」なのだ。結論ありきの作品です。邦題は微妙な線を狙っており、こちらのほうが良い。実際に興味を持って観たわけだし。

おそらく無名の俳優ばかり起用している。ある大学のクラスでの話。哲学の授業で、教授は「これまでの偉大な哲学者の共通点」は、「神は死んだ」というところに立脚していると説明する。神は死んだのかどうかの議論と講義を省略できれば授業が進めやすいために、生徒たちに「神は死んだ」と署名させる。しかし一人の学生はどうしても書けない。…という話。

信仰が試されるというより、こういう進め方に納得できないという感じの始まり方。それで教授は学生に「じゃあ神がいると証明しろ」という。

いわゆる「悪魔の証明」とうやつの逆バージョンか。「いる」証明は見つければいいので簡単だが「いない」証明は不可能というやつ。神がいることをどうやって証明するのか…

で、途中まではなかなかのものでしたが終盤になって「なんだこれ…」という感じでした。
神がいるのかいないのかを論理的に議論しようという流れとか、やがては多勢を味方にしていくところとか、そこそこ楽しめる。
しかし終盤にクリスチャンロックを聴きに行ってウェーイで盛り上がるところは何だったんだ。

唐突に、キリスト教万歳!的な進行になって戸惑うラスト。普通に美味しい定食をたべて値段聞いたら1,600円だったという違和感、みたいな。
観終わって違和感だけが残った。キリスト教信者にぐぐっと偏ったラストへ向かわされたので、前半のできるだけ中立に議論しようという感がもったいないと思った。

観終わってから、いったい世の評価はどうだったんだろうと思って「神は死んだのか」でググったら、別作品の「天国は、ほんとうにある」がサジェストされてアルゴリズムの深さを知った。

 
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