ER 第7シーズンを観終わった


ER第7シーズンを観終わった。第6シーズンの最後で薬物依存症になってるカーター君。ベントン先生に連れられてきて離脱プログラムに入るところからシーズンは始まり、すぐに時間経過することとなる。

第7シーズンは人の目立った入れ替えはない。次の第8シーズンは色々あるので、その嵐の前の静けさといった趣の、わりと地味なシーズンではある。これまでと同様に、備忘録的に印象的だった人々やシーンをメモ。

これまでに比べ、この第7シーズンから随分と絵の雰囲気が変わったと感じた。白っぽいというか青っぽいというか…当時はこういう色合いが流行ったのね的な。調べてみると、第7シーズンのみ撮影監督(Cinematographer)はAnthony R. Palmieriなる人なのである。(第6シーズンまでは特にクレジットが固定されていない)
第8シーズンからは撮影監督がArthur Albertに変わり、このままほぼ最終話まですべて担当することになる。


Mark Valley
アビー・ロックハートの元旦那役。なんちゅうか悪人顔だ。アビーの学費支払を止めてアビーが看護師のバイトに戻らざるを得なくなる。Mark Valleyはそういう憎まれ役で、年イチくらいの超ロングスパンでERに出演。第10シーズンまで数話だけ登場。


Wentworth Miller
ご存じ(かどうか)「プリズン・ブレイク」のマイケルは、ERに出演していた。とっても痩せている。苦労してたんだろう。アメフト選手でERに運び込まれる。


第7シーズン第1話「Homecoming(学園祭)」は、シーズンオープニングにふさわしい、ERの大混乱っぷりをスピーディに描いてくれる。アメフト選手が担ぎ込まれて、お互いのチームを非難しあい、挙句の果てに大暴動。ケリーも杖で戦っている。


Elizabeth Mitchel
精神科のキム・レガスピー役で第7シーズン第3話より登場。第22話まで計17話に出演の、第7シーズンのゲスト扱い。同性愛者でそれをカミングアウトしている。ケリーはそれまで男性と付き合ったが、このレガスピーと出会ったのがきっかけで女性に目覚めていく。そういう、ケリーの不思議なエピソードの引き金になった。演じるElizabeth Mitchelは、「LOST」のジュリエット。「V」でもレギュラーである。たぶん日本でも観たことある人多いのでは。


Keith Diamond
コバッチュが暴漢に襲われて、返り討ちにして殺してしまう事件。ここで担当する刑事で2話に出演。Keith Diamondは映画出演の多い俳優。「レナードの朝」の頃は若かった。


Vivian Wu
誰なんだろうVivian Wuってと思ったが、「ラスト・エンペラー」の第二夫人役の人なんですね。じゃあ特別ゲストって扱いなんでしょうね…他にも色々映画出てるみたいだし…よく知らないんだけど。


Sally Field
ついに登場のサリー・フィールド。アカデミー主演女優賞を二度受賞の、実力名声じゅうぶんのキャストであるが…ERでは、アビーの母親として唐突に登場。躁うつ病を抱えており、アビーに何かと世話を焼かせる。その後しばらく消えていたが、今度はアビーの弟の躁うつ病騒ぎでまたまた出演したり。


Alan Dale
「LOST」のチャールズ・ウィドモア役でも強烈なAlan Daleは、第7シーズン第6話から数話出演。エリザベス・コーディが担当する何てことのない手術で医療ミスが起きるエピソードの患者側。


なお第7シーズン第6話「The Visit(突然の訪問」は上記サリー・フィールドの登場がメインではあるが、他にもベントンの甥が死亡したことと関連して軽口を叩いていたマルッチを大揉めになるなど、見どころ多数である。


Matt Craven
エリザベス・コーディの医療ミスに関する件で、第7シーズン第8話より病院側弁護士として登場。ちょいちょい出てくる。Matt Cravenは本当に色んな映画で見かけるな。


Zeljko Ivanek
同じく検察側として第7シーズン第8話に登場のZeljko Ivanek。「ダメージ」ほか、様々な映画で見かける人。


James Belushi
事故に遭った父親役で、第7シーズン第10話「Piece of Mind(心に安息を)」にて特別ゲスト出演。ジェームズ・ベルーシの父親像は実に達者というかね…このエピソードは地味ながらも良作だと思います。


そしてこの第10話ではグリーン先生が脳腫瘍の手術を受けているのである。第7話で自覚症状が現れ、名医を頼って手術を受けるエピソードの山場。意識がある状態で脳を開くんだねえ、凄いですね。


James Cromwell
病をおして聖職を全うしようとする神父役。ジェームズ・クロムウェルはもちろん映画出演も多数の大物ゲスト扱いである。第7シーズン第11話から4話出演。このエピソードは相手はルカ・コバッチュであり、コバッチュの過去(クロアチアで家族をなくした話)に帰結する、すなわちコバッチュのキャラ育成エピソードでもある。コバッチュはかなり特別扱いなのである。


Megan Follows
このシーズンを観るのは2回目なんですが、最初はMegan Followsが出てるのは気づかなかった。赤毛のアンのミーガン・フォローズですよ。レガスピーの相手の一人として実にさらっと脇で登場。ゲストなの?なんか随分と扱いがぞんざいであった。


Tomas Arana
第7シーズン第20話「Fear of Commitment(強制収容を逃れて)」では、アビーの母親が睡眠薬を大量に飲んだことで、それが入院が必要な精神的なものなのか単なる事故なのか、の裁判になる。そこで出てくるTomas Arana。いろんな映画で観ますね。ERで裁判シーンってそう多いわけでもない。このエピソードも良作の一つ。


第7シーズン第2話「Sand and Water(奇跡の命)」にて、グリーン先生はコーディにプロポーズ。


そして第7シーズン第18話「April Showers(春の嵐)」にて結婚式。


ちなみにこのエピソードは、結婚式場になかなか辿りつけないグリーン先生の物語でもあるが、同乗するのはかつてコーディと付き合ってたベントンで、この二人が一緒にいること自体も珍しい話。


そして第7シーズン第19話「Sailing Away(出帆)」では出産、なのである。実にグリーン先生プライベート全開な第7シーズン。


なお、この第19話では裏ではアビーの母親をアビーとカーターが迎えに行くエピソードもあり、こちらも見応えあり。


第7シーズン第9話「The Greatest of Gifts(最高の贈り物)」ではチェンが出産。カーター君がアドバイザーで付添。チェンの場合は産んですぐに養子に出されることが決まっており、その微妙な心の揺れ動きが語られた。


でも同じエピソードで、カーター君はつい薬を飲んでしまうのである。すぐに吐き出したが、依存から抜け切れていないことにショックを受けるカーター君。


第7シーズン第15話「告白(The Crossing)」は、先のコバッチュの神父絡みのエピソードの総仕上げでもあるのだが、その記憶を呼び覚ますのが列車事故なのである。


ここではコーディが産気づいてしまうことでカーター君が代わりに足の緊急切断を行わなければならなくなる。無線でベントンと話しながらやるわけだが、全員が混乱してる状況とかスピード感とか、実に力作のエピソード。


転じて第7シーズン第17話「Survival of the Fittest(適者生存)」では、マルッチが悪戯をしたせいで薬を打たれてしまったりの変わり種エピソード。


しかし精神的に混乱した老婆が銃を振り回してしまい、撃たれるといった衝撃場面も。


そして第7シーズン第22話「Rampage(凶悪犯人)」で、シーズンフィナーレ。少し前に児童虐待と判断して親子を引き離したグリーン先生。その父親が恨みに思ったのか、多くの人々を射殺しながら逃げ回るエピソード。産後のコーディのところにも行きそうになったり緊張感はたっぷりだ。しかし、グリーン先生はエレベータの中で…という話。


しかし腑に落ちないのは、この少年。先の凶悪犯の男(父親)の、子供の友達でもあるのだが、この怪しい演出は何なんだ?そもそもグリーン先生が児童虐待であると判断したところも、どうも勇み足なんじゃないかって雰囲気もあった。この少年の表情も、そこと合わさると「実は児童虐待ではなく、この少年がいじめていた」という真実が最後にあってもよさそうな感じなのである。これがどっかに行ってしまったと思うのだが…

第7シーズンも地味だった印象はあるものの、グリーン先生の再婚とか出産とか、ケリーの性の目覚めとか、色々あった。力作のエピソードもあった。
いよいよ次は第8シーズン。グリーン先生とベントン先生を送り出しなのである。

 

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