アナザー

アナザー

「アナザー」を観た。

La dame dans l'auto avec des lunettes et un fusil

2015年のフランス・ベルギー合作の映画。ジャンルでいうとサスペンスでしょう。
それにしても日本版のDVDジャケットはいったい何なのだろう… こんなシーン無かったし、あとハンドガンぽい拳銃も出てこなかったと思うんだよねえ…

本国版は下のように実にスタイリッシュである。
La dame dans l'auto avec des lunettes et un fusil

原題は「La dame dans l’auto avec des lunettes et un fusil」で、アメリカ版も「The Lady in the Car with Glasses and a Gun」で同義だ。なぜ「アナザー」…

セバスチアン・ジャプリゾ「新車のなかの女」を原作としており、1970年の「殺意の週末」のリメイクということだ。同原作で日本でもドラマ化されたらしい。めちゃくちゃスタイルが良い主人公をフレイア・メイヴァーという人が演じる。あと友人をステイシー・マーティンという人が演じるが、この人は「ニンフォマニアック」で相当に凄いようだ。まだ観てないが。

主人公は秘書で社長に秘かに想いを寄せるが、社長の妻は主人公の友人でもある。
ある日、大量のタイプを引き受けることになり社長の自宅で泊まりで作業することに。もしかして社長から迫られたりしたらどうしよう…とか妄想するもそういうことはなく社長は妻と出かけてしまった。
翌朝、無事仕事を終えた主人公は社長と妻を空港まで送る。帰りに気まぐれにそのままドライブに行く主人公。まだ海を見てなかったな…と思いながら。

そんな感じで、どういう話なのかさっぱり掴めないまま始まる話だが、ドライブで立ち寄った先々で「また来たのか」と言われる。初めて来たはずなのに怒られて絡まれたりする。わけがわからず混乱する主人公。果たして…という話。

わりと展開は雑だ。丁寧な作りではない。でも謎っぽい構成が惹きつけられる。これは二重人格なのかなあと思ってたら実は…という展開で、それもまあ意外ではあった。でもそこまで手の込んだことしますかね。

雰囲気は良かった。出演者たちも良かった。この長ったらしい原題がバーンと映されるオープニングはかっこよいと思った。
でも後半はかなり安っぽさを感じた。本当にもったいないと思った。主人公のフレイア・メイヴァーは頑張って売れていただきたいと思いました。