評決のとき

評決のとき

「評決のとき」を観た。

A Time to Kill

随分と久しぶりに観た。1996年の作品。確か初見は映画館であった。その後ビデオでも観たけど、この作品DVD化されているのだろうか?街のレンタルDVDで見かけない作品の一つだ。

ジョン・グリシャム原作で裁判ものである。「ミシシッピー・バーニング」でお馴染み差別と偏見に満ち溢れたミシシッピのとある街が舞台。白人2人の若者が買い物帰りの10歳の黒人少女に暴行する。少女は一命をとりとめたものの、その父親サミュエル・L・ジャクソンは怒りに震える。白人2人が裁判所にて歩いているところをサミュエル・L・ジャクソンは銃をもって突入。二人を射殺する。果たして彼は有罪か無罪かという話。

2時間半ある映画。長いし裁判が始まるまで1時間半もある。硬派。重厚。よくもまあこんなのを作るものだ。

出演陣は多彩。
マシュー・マコノヒーが主演。サンドラ・ブロック、サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシー、ドナルド・サザーランド、キーファー・サザーランド、アシュレイ・ジャド、クリス・クーパー。他に「ニック・オブ・タイム」のチャールズ・S・ダットンが出ていたり。オクタヴィア・スペンサーも超脇役で出演している。クリス・クーパーの裁判での証言は熱かったなあ。

サンドラ・ブロックは遅咲きながら「スピード」でブレイク直後の作品であり、やや特別扱いな役割だ。ケビン・スペイシーも遅咲きで「セブン」「ユージュアル・サスペクツ」の直後で同様に特別扱い。サミュエル・L・ジャクソンも超遅咲きで「パルプ・フィクション」の直後で特別扱い。
そうか、旬なキャスティングなのだな。
キーファー・サザーランドはキャリアが何故か足踏みしている時期で、数年前に主演を務めた「失踪 妄想は究極の凶器」の冒頭で超脇役だったサンドラ・ブロックがスターになり、その出演作で脇にまわるとは…というようなことを、映画パンフレットに書いてあった。でも本作はサザーランド親子が別場面で出演していたり、キーファー・サザーランドもかなりダーティな役割で映画的にはおいしい出演だったと思う。

しかしこれを書くまで知らなかったのだが、この映画の発表当時、まだマシュー・マコノヒーは20代半ばなのである。そしてサンドラ・ブロックは学生の役だが30代前半。年上だったのね。妻役のアシュレイ・ジャドも20代後半。ケビン・スペイシーは30代後半。わりと主要キャストも若いのだ。ケビン・スペイシーなんて40代後半くらいの老獪さだったがそんな若かったのか。

DVDレンタルされていないのは理由があるのかもしれないが、サンドラ・ブロックの旬な感じ、クリス・クーパーの男気な感じ、チャールズ・S・ダットンの迫真の演技あたりを堪能できるのでぜひ。

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