ブレア・ウィッチ・プロジェクト

ブレア・ウィッチ・プロジェクト

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を観た。

The Blair Witch Project

ご存知ブレア・ウィッチ・プロジェクトだ。1999年の作品で、POVものとかモキュメンタリーものとかの先駆けとなった。それまでも存在していた同種の作品を霞ませて、このブレア・ウィッチ・プロジェクトに影響されたであろう作品が続々とつくられた。

パラノーマル・アクティビティ」「フォース・カインド」あたりが近いところだろう。あと「スピーク」「エビデンス 全滅」「クローバーフィールド」「ヴィジット」なんかも。

凝ったマーケティングでヒットさせた、エポックメイキングだ。映画史に残る作品であろう。
これまで1回か2回は観てたと思うが、ずいぶん長いこと観てなかった。なのであらためて再度鑑賞。短いんだね。81分。

魔女伝説のドキュメンタリーを作るために男女3人が森に入って消息不明となった。一年後に彼らが撮影していたフィルムが発見されて、それを編集して公開した…という形をとっている。当時、3人を尋ね人としたWebサイトをあらかじめ作ったり、魔女伝説のサイトを立ち上げたりと凝った仕掛けを行い、6万ドルで製作された超低予算ながら興行収入は2億ドルを越えるという凄まじいヒットとなった。

ブレア・ウィッチの伝説は緻密に作られており、色々と想像させる余地を残していた。なので真相を推理しあってネットが盛り上がったような。続編やテレビ特番やゲームやらでメディアミックスされた。でも、そういった設定の風呂敷の広げ方は「ツイン・ピークス」のようなもので、いってみれば理詰めではないし後付けでどうにでもなる。
でもとにかく背景設定の雰囲気が良かった。

久しぶりに観てみて、かなり覚えていると思った。不思議だ。まあ話としては単純ですからね。男女3人が森で撮影してて、迷ったり怖がったり喧嘩したりを繰り返すだけだ。
実際に凄い怖いシーンがあるかということもなく、ひたすら謎っぽい進行で唐突に謎っぽく終わる。最後の最後で壁に向かって立つ男は怖いものがある。あれでグッと締まっていた。フィルムとビデオカメラの2台で撮影していたのを編集しており、ビデオ側で録音したのを混ぜるせいで終盤はややこしくなる。階段を上がったり下がったりのところで音が遠くなったり近くなったりのドキドキ感。

メインエピソードで男女3人はかなり喧嘩ばっかりで、やや鬱陶しいやり取りを見せられる。81分と短い尺ではあるが、これから面白くなるかってところで突然に終わり、あとは想像してくださいと突き放されるのだ。そりゃ当時は盛り上がりますよね。続編は大コケしたそうだが、正当な続編でないらしいと知っていたので観ていない。

出演者たちは当時無名の役者でアドリブで演じたそうだが、このうち今も残っているのはカメラマンだったJoshua Leonardくらい。「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」に出演していたりする。

今観ても面白いかというと、正直微妙ではある。ただ1999年当時ではめちゃくちゃ面白かったのだ。
そして、なんと続編が公開されるのですね。「サプライズ」「ザ・ゲスト」の監督作で「ザ・ウッズ」と題されていた作品が実はブレア・ウィッチ・プロジェクトの続編と明らかになり題名が「ブレア・ウィッチ」となったそうで。まじですか。