ザ・ブリザード

ザ・ブリザード

「ザ・ブリザード」を観た。

The Finest Hours

実際の救助事件を題材にした作品で、決してB級ではないディズニー配給のキャストも豪華な力作なのである。原題は「The Finest Hours」で観る前だとよくわからない。だからといって邦題の「ザ・ブリザード」はどうかと思うが、それでも何か自然災害の予感はさせてくれる。

タンカーが嵐で真っ二つに割れて、後ろ半分だけで操舵し救助を求め、沿岸警備隊は嵐のなか救助に向かうという話だ。「パーフェクト ストーム」を想像させる。今回の時代設定は1950年代で、最新のヘリとか飛んでこない。かなりローテクな小さな救助船がタンカー目指して進むのだ。

出演は非常に豪華。タンカー側の主人公がケイシー・アフレック、救助船側がクリス・パインだ。他、エリック・バナが警備隊の責任者、ベン・フォスターが激太りして頼りになる救助メンバー。
監督は「ラースと、その彼女」のクレイグ・ガレスピーで、脚本は「ザ・ファイター」のスコット・シルヴァーなのだ。おいおいおい凄いな。なんか凄いぞ布陣が。

そしてヒロインは奥手なクリス・パインと心通じ合う気丈な女性で、ホリデイ・グレインジャーなのである。

誰だホリデイ・グレインジャーって。
どうも「ベラミ 愛を弄ぶ男」「シンデレラ」などに出演しているらしいが…えらく特徴的な姿というか、1950年代だからなんですかね。人間離れした顔っていうか最初はフルCGかと思ったくらいだ。独特の雰囲気だなあ。ヒロインぽくない。

映画のほうは、それなりに迫力のある場面が続き、救助の場面では手に汗握る感じ。しかし街の人々にヒロインを除いて「パーフェクト ストーム」のように待ち受けている感が弱いのだね。あとタンカーに乗るまでがクライマックスでタンカーに乗ってからはあっけなく幕切れだったのもバランス悪いと思えた。盛り上がりどころがつんのめる感じ。

でも全体的に佳作だと思いました。ケイシー・アフレックにベン・フォスターですからね。えらくキャストが良いのだ。ヒロインは誰なんだという感じだったが。