ヘブンズ・ベール 死のバイブル

ヘブンズ・ベール 死のバイブル

「ヘブンズ・ベール 死のバイブル」を観た。

The Veil

ジェシカ・アルバ主演のスリラーといった風だが、実際にはちょっと違った。
ミスト」のトーマス・ジェーンと、Lily Rabeが主演といっていいのでは。25年前のカルト教団にて起こった集団自殺をモチーフにしている。その集団自殺の唯一の生存者が大人となり、それがLily Rabeで、彼女を取材してドキュメンタリを作りたいのがジェシカ・アルバと仲間たち。全員でかつてのカルト教団の根城を訪れる。

25年前の教団の模様と、現在の不気味な撮影の日々を交互に描く。
とにかく教祖役のトーマス・ジェーンが強烈。熱演半端なくてこりゃ確かに教祖だわというくらい、はまってた。めちゃくちゃ説得力の出来たカルト教団がやがて集団自殺に向かうまでを描くパートは見応えある。それに比べて現在のパートは魅力なかった。要は25年前の怨恨的スピリチュアルに乗っ取られていくわけだが、これが最初からネタバレしてるようなもので、あまりにも怖さがない。そこから逃れるサバイバルならわかりますが、撮影クルーは全員無難に取り込まれていくのである。ジェシカ・アルバも例外ではなく、ますます主役感がなくなる。最後めちゃくちゃ脇役だし。

そもそもジェシカ・アルバの佇まいといいますかファッションというか、とてもまだ30代半ばとは思えない、ジェシカ・アルバの売りとは程遠いところのキャラクター造形にも違和感だ。個人ブランドビジネスで成功していて女優業に興味がなくなっているのだろうか?本作は2016年の作品だがアメリカでも劇場公開ではなくNetflixで公開。日本でもDVDスルーだ。撮影自体はもっと前に行われたようだ。

トーマス・ジェーンの解毒剤で子供を救おうとするエピソードなんて見応えあった。ジェシカ・アルバが出てなかったら普通に佳作として観られたのかも。ジェシカ・アルバはもっと素直なラブストーリーとかに出演したほうがいいと思うんだが、そのあたりどうなんだろう。