ミッシング 50年前の記憶

ミッシング 50年前の記憶

「ミッシング 50年前の記憶」を観た。

Stolen Lives

2009年の作品だ。存在を知らなかったがジェシカ・チャステインが出演しているので観たようなものだ。
しかし割りと面白かった。

ジョン・ハム(「地球が静止する日」「ザ・タウン」「コングレス未来学会議」)とジョシュ・ルーカス(「ポセイドン」「リンカーン弁護士」「J・エドガー」)が主演。ジョシュ・ルーカスは製作も。

刑事であるジョン・ハムはサーカスで息子を見失う。行方不明のまま10年が経ち、それでも子供を捜索し続ける。ある日、ビルの解体現場にて少年が箱詰め遺体で発見される。ジョン・ハムは自分の息子かと思ったがそれは50年前の遺体だった。…という話。

現在と50年前が交互に描かれる。50年前の主人公がジョシュ・ルーカス。こちらは奥さんが自殺し子供を3人抱え、親戚に2人は預かってもらうが軽度の知的障害がある末っ子は預かってもらえない。苦労して工事現場で働くジョシュ・ルーカス。彼を同情する仲間。
その後いろいろあって箱詰めの遺体はジョシュ・ルーカスの息子だったということがわかる。そしてその遺留品が現在と50年前を繋ぎ、事件は解決に向かうのだ。

割りと凝った構成だし、それでいて難しいわけでもなく。そして余韻も残すような終わり方で佳作だった。

ジェシカ・チャステインは当時まだ無名なのだろうがダイナーのウェイトレスとしてほんの少し出演。
しかしこの翌年が「ペイド・バック」でスターとなり、さらにその翌年に「テイク・シェルター」「英雄の証明」「ツリー・オブ・ライフ」「ヘルプ 心がつなぐストーリー」「キリング・フィールズ 失踪地帯」と、怒濤の出演ラッシュなのである。すべてで各賞を受け、アカデミー賞ノミネートまでいく。「ペイド・バック」まで含めた6作でロサンゼルス映画批評家協会賞の助演女優賞も受賞している。受賞対象が6作品というのはロサンゼルス映画批評家協会賞では前代未聞である。

ということで、ジェシカ・チャステインはほぼ最初からスターで出演作も大物なんだが本作はその夜明け前ということで珍しいものだろう。話も割りと面白かった。

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