TIME/タイム

「TIME/タイム」を観た。

なんか予告編を観てしまったのだよね…そのせいで見せ場とかを観た状態になってしまっていた。そのせいかもしれないが、あまり楽しめなかった。

Justin Timberlake(「ソーシャル・ネットワーク」でナップスターのショーン・パーカーを演じた)、アマンダ・サイフリッド、キリアン・マーフィー、オリヴィア・ワイルド、Matt Bomer(「ホワイトカラー」は第1話は観たが、その後は観てない)、そしてAlex Pettyfer(「アイ・アム・ナンバー4」が脇役に)など。

みんな25歳で肉体的な老化がとまり、あとは時間が通貨代わりとなって皆の寿命を決めている世界だ。所持金イコール寿命であり、モノの支払がすべて自分の余命から行われる。現実のこの世界では所持金がゼロになっても死ぬことはないが、この映画の世界では持ち時間がゼロになった瞬間に死亡する。そこが少し変わってる設定。

オリヴィア・ワイルド(若いんだが実際には主人公の母親という設定)が貧乏ゆえに死亡するところまでが映画のオープニングであり、ここまででだいたい設定を把握しているわけだが、なぜだかここからそんなに面白くならなかった。

映画って不思議だと思った。こんな凝った世界観でありながら、ストーリーの面白さにつながらないのかーと。アマンダ・サイフリッドの強烈な飛び道具くらいではどうにもならないのだ。

というのは、この映画はピンチをチャンスにする瞬間が実はないというかね、主役が悪をいかに騙すか=出し抜くか、というところが弱いのである。持ち時間が腕に刻まれてるこの設定を活かした場面が少ない。カーチェイスとかポーカーとか、考えてみればこの設定に限らない要素だったりする。
唯一といっていい「タイムバトル」というのも、腕を組んで腕相撲風のことをやるだけだ。ここにも戦略性がほとんどない。

話のほうは、アマンダ・サイフリッドがストックホルム症候群よろしく義勇軍みたいなことをやり出して、キリアン・マーフィーの真意もはっきりしないまま、世界は革命を迎えていくという結末だった。

あまりすっきりしない映画だったなあ。アマンダ・サイフリッドはあんなに凄いヒールでよく走れるもんだ。オリヴィア・ワイルドが序盤で消えて残念。