我が家の楽園

「我が家の楽園」を観た。

1938年の作品で、アカデミー作品賞受賞作だ。「或る夜の出来事」のフランク・キャプラ監督によるもので、監督賞も受賞。

ピューリッツァー受賞の戯曲をもとに映画化。基本はコメディである。現在ではゲラゲラ笑うようなものではないが、楽しめるシーンが続く。
面白かったなあ。驚いた。フランク・キャプラ良いなあ。

ある企業が地上げを進めているんだが、とある老人だけが首を縦に振らない。そこの娘は地上げ企業で秘書として勤めていて、その企業の社長の息子はその秘書を好き。で、首を縦に振らない老人一家はかなり自由気ままな家風で、そこに社長の息子も感化されていって…みたいな話。

企業が利益追求することで非情に徹するのを批判するような部分と、友達は大事みたいな部分と、あとハムレット的な恋愛の部分と、そういった要素が噛み合っていく。

とにかく個性の強い老人とその一家の自由さだ。地下室に身内でも何でもない人たちを住まわせて花火とか玩具とか自由に作らせてる。家族も踊ったり演奏したり戯曲書いたり自由だ。

自由な一家の長である老人はライオネル・バリモアで、ドリュー・バリモアからすると大伯父にあたる。「グランド・ホテル」にも出演。

社長の息子はジェームズ・ステュアートで、まだ30歳の頃。本作を機にスターになっていくらしい。(そうか「ロープ」のときって40歳なのか! あれは老けメイクなのか?)

面白かったなあ。フランク・キャプラの他の作品も観てみたい。

1938年(第11回)アカデミー賞
作品賞受賞
助演女優賞ノミネート(スプリング・バイントン)
監督賞受賞(フランク・キャプラ)
脚色賞ノミネート