イントゥ・ザ・ワイルド

「イントゥ・ザ・ワイルド」を観た。

ショーン・ペン監督作。2007年の作である。
Emile Hirsch主演。実にディカプリオっぽい雰囲気。ウィリアム・ハートとMarcia Gay Hardenが両親。Catherine Keenerとかヴィンス・ヴォーンとかZach Galifianakisとか途中で出てくる。「トワイライト」シリーズのKristen Stewartがヒロインぽい感じで。最後のほうではHal Holbrookが渋く。

大学を卒業して突然自分探しを始める主人公。理解はしてる妹。うろたえる両親。主人公は周到に準備して皆の前から姿を消す。金を捨て、車も捨て、放浪の旅に。
全体的にサバイバル生活だ。銃で獣をしとめて食う。米を炊く。ときどきバイトする。公衆トイレで顔を洗い、歯をみがく。

わりと序盤から主人公にはそんなに共感できなくなっていた。実は。主人公は両親に決別して世捨て人みたいになってサバイバル生活に入るのだが、そのトイレの水道から流れる綺麗な水は、誰が負担してるんだよと思った。それは回り回って結局は両親が負担してることにならないのかと。だから都合よく公衆施設を使い、それでいて税金をおさめず、自分探しというのは無理筋だと思った。また、ときどきバイトしたりしてるしなあ。働きたいのか働きたくないのかもよくわからない。働きたいときだけ働くなら、世界は成り立ちませんよと思う。この主人公が暗い夜道を電灯のおかげで歩けてるのも、誰かがその電気代を負担してるのだし、誰かが機械を動かして発電してるのだ。

最後は毒キノコを食べ衰弱していった。そして死への恐怖を噛みしめながら終わっていった。
何も同情できないなあ。こんなの観ても。どうしたんだショーン・ペンは。