第4回迷走

自分に気合いを入れるため、迷走に出ることにする。

少し空模様が怪しいが、「今日やらないで何の意味があるというのだ」という理由で強行する。

漠然と多摩川に向かうことにする。

以前と違い、体力は確実に衰えている。「無理をしない」ことに決めた。今回は地図持参だ。迷走でもないのだ。

246をのぼっていけば、多摩川に到着するはずである。

とりあえず藤が丘から246に入り、チャリンコを飛ばす。

さすがに体力の衰えを実感する。「これは多摩川につく前にバテるのでは・・・」

しかし、途中から調子に乗ってきて、やがて溝の口に。

「そういえばアパートを探すとき、二子新地から溝の口まで歩いたなあ。そこを通ってみるか・・・」

246を途中からそれ、溝の口の駅前に。ここで少し迷うが、地図を見ながら進む。

「地図を見ちゃあ迷走じゃないよなあ。でも、このへんは本当に知らないから迷ったら帰れなくなるししょうがねえか」

高津を通り抜け、やがて多摩川に。ここまでに一時間半かかる。

多摩川沿いに進む。ここは以前にも通ったところだ。隣の橋までえらいかかるところだ。

「晴れてりゃなあ・・・」と思いながら進む。隣の橋まで30分もかかる。すげー距離だ。

以前はこの隣の橋から北に渡り、田園調布で迷ったのだ。

なので南に進む。東横線沿いに、綱島街道を南に飛ばす。

一体この方向に進んでどうするつもりなんだろうと思いながらチャリンコを飛ばす。

日吉まで来たところで人がどっと多くなる。「何だ?」と思ったら慶応大学だった。そうなんだ。知らなかった。こんなとこにあるのか。

綱島街道を馬鹿みたいに進むと環状2号と交差するところに。

さすがにこのまま南に向かうと帰れないなあと思い、ここで西に折れ環状2号に。

しばらく進むと右手にデカい建物が。それは横浜アリーナだ。

「うわわわ。横浜アリーナまで来てしまった」

さすがに帰ろうかと思い、新横浜の駅で北に曲がる。北の方に行けば帰れるだろう。

何だか市営地下鉄が走っているらしく、それに沿って北に進む。

疲れてきたなあ。休憩したいなあ。そう思ったらガストがあった。

そこに入り、飯を食いながら地図を見る。

「・・・?」

地図が違う。そういえばさっきも地図にない綺麗な道路があった・・・

ワールドカップのせいではないだろうか。そのせいでこのへんの地図に変化が訪れているのではないのか。

この地図は2002年の1月に発行されたものだ。微妙だ。

外に出ると、もう「いつ降り出してもおかしくない」空模様だ。

とにかくこの地図を頼りに帰る方向で進む。

新羽駅を過ぎたころから、非常に細い道をひたすら走る。

歩道などない。車道しかない。そこを恐怖をおぼえながらひたすら進む。

「ここはいわゆる裏道というやつではないか。誰も歩いていない。車がすごいスピードで通ってるじゃねえか」

ぶつぶつ言いながら必死にチャリンコをこぐ。

やがて大きな通りに抜け出て、「おーナムコがあるよ。隣はリコーかよ」とか言いながら進み、何だか色々なところをジグザグに行った挙げ句、やっと帰ってきた。

非常に疲れた。特に帰りが。

第4回迷走地図

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