疑惑のチャンピオン

「疑惑のチャンピオン」を観た。

ツール・ド・フランスで7年連続優勝という輝かしい栄光を持つ選手ランス・アームストロングは実はずっとドーピングをやっていた…という話。

ベン・フォスター主演。共演は「カムバック!」「ヴィンセントが教えてくれたこと」のクリス・オダウド、「戦場のアリア」のギヨーム・カネ。あとダスティン・ホフマン。

疑惑のチャンピオンどころか、真っ黒のチャンピオンである。というか競技関係者全体が真っ黒な感じ。みんな薬つかってるし無粋なこと言うんじゃないよ的なシーンすらある。
ベン・フォスターが独善的なヒーローを躊躇なく演じる。そう、ベン・フォスター主演なのである。それって凄いことだ。2015年の作品で、本人は実に精悍な感じ。このあと2016年に発表の「ザ・ブリザード」「最後の追跡」ではえらく太っていた。
いったい何があったのだ。

組織的な悪事と、それを大事と捉えないプレイヤーたち。周囲にいるジャーナリストたちですら遠慮してしまう倫理欠如。
ベン・フォスターがとにかく良かった。共演陣も素晴らしかった。
映画自体が凄い面白かったかというと、そもそも世界観が微妙なのでアレだなんだが、まあとにかくベン・フォスターが主演であるということに意義がある作品でしょう。

お薦め。