リスボンに誘われて

リスボンに誘われて

「リスボンに誘われて」を観た。

Night Train to Lisbon

ジェレミー・アイアンズ、メラニー・ロラン、シャーロット・ランプリング、レナ・オリンなど。
2つの時代が交互に描かれる、半バカンスムービーみたいな凝った作品。仕上がりは丁寧であります。大河ドラマ的な。夏目漱石の「こころ」を思い出した。

スイスで教師をしていたジェレミー・アイアンズは退屈な繰り返しの日々を送るなか、ある日橋から飛び降りようとしている女性を助ける。その女性が落としていった本に挟まれていたリスボン行きの列車の切符を渡そうと駅に急いだジェレミー・アイアンズ。女性は見つからず衝動的に列車に乗ってしまう。車中でその本を読んだところ夢中になってしまい、そのまま作者を訪ねる旅に出る…という話。

冒頭こそバカンスムービーですが、実際には重苦しい当時のフラッシュバックが挿入されて厳しい時代を生き抜いてきた人々の思い出や、若くして亡くなった本の作者の短い駆け抜けるような人生が描かれ、けっこう重い作品である。バカンスムービーながら重苦しいと。

結局は愛と嫉妬かよということに尽きるわけだけど、それでも人生が積み重なって、そして世界に100冊しかない本の内容に夢中になり、旅に出てしまうといった独特のエピソードは実に惹き込まれるものだった。メラニー・ロランの芯の通った瞳が作品をただならぬクオリティにしてたと思います。

そのメラニー・ロランが年取ってレナ・オリンになったのは驚いたが。

 
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