バンテージ・ポイント

バンテージ・ポイント

「バンテージ・ポイント」を観た。

Vantage Point

前にも観たことある
複数の視点から事件が描かれるタイプの作品。スペインに訪れたアメリカ大統領が狙撃される顛末を追う。
主演はデニス・クエイド。共演にマシュー・フォックス、フォレスト・ウィテカー、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、そしてウィリアム・ハート。

デニス・クエイドは腕利きのシークレットサービスだが以前負傷しており、今回現場復帰が叶った。大統領のスピーチ中に狙撃が起こる。しかも直後に爆発事故も起きる。その模様を複数の人が目撃していた。犯人は…という話。

コンセプトも悪くない。主演者も良い。毎度毎度、時間がさかのぼって狙撃の顛末を何度も確認させられる。
実は、真犯人が(観客に)明らかになっていく過程というのは、この映画のコンセプトに沿ったものではない。この事件を解決するのはデニス・クエイドやフォレスト・ウィテカーだが、彼らはタイムトラベラーじゃないので「デジャヴ」のように事件を別時間軸から追跡してるわけじゃないのだ。彼らは流れによって一生懸命に奮闘して事件を解決する。

要は、ある事件が解決に向かう模様を細切れで観ているに過ぎない。デニス・クエイドにしてみたら、大統領が撃たれて犯人を追いかけているうちに何故か救急車が事故ったところに出くわして、その中に死んだと思ってた大統領がいた。ということになるのだろう。
でも観客は色々な偶然でこういう事態になったことを知っている。だから映画として楽しめるという趣向。

悪くはない。出演者たちが達者なので面白い。わりと普通のストーリーをこねくり回して何だかうまくいったなという例だ。
マシュー・フォックスにはもっと頑張っていただきたい。フォレスト・ウィテカーは相変わらず良かった。