ディアボリカル

「ディアボリカル」を観た。

アリ・ラーター主演のホラー映画。アリ・ラーターといえば「ファイナル・デスティネーション」「デッドコースター」のあと「バイオハザードIII」「バイオハザードIV アフターライフ」でクレア・レッドフィールド役を得る一方「HEROES」で主要キャストに入るなど、2010年頃まで好調だった人だ。

シングルマザーで一軒家に息子娘と住むアリ・ラーター。でもこの家は謎すぎる超常現象であふれていて、毎夜恐怖で眠れない日々。専門家に観てもらっても何かに怯えて逃げ出す始末。やがて不気味な現象はエスカレートし、人間ぽいやつが襲ってくるようになった。逃げ出そうにも家の外に出ようとすると息子娘の体に異常が起こる。いったいどうすりゃいいんだと悩むアリ・ラーターだったが…という話。

低予算なのかなあ。なんか事情があるのかなあ。そんなことを時々思ってしまうような、チープな作りだった。
コンセプトは新しいと思った。もう書いてしまうけど、謎の人間は未来からやってきているのだ。なんで襲ってくるのかは不明だが未来から転移してくるとなると、突然現れるのも理詰めになるから不思議である。(時空を超えた転移自体が理詰めではないけども)

ホラー映画かと思ってたらSFだったみたいな、甘いと思ったら辛かったみたいな違和感はある。でも新しい。新しいし、その着想点はそう悪くもなさそうである。
だからといって、乾燥機からゾンビみたいなのが出てくるのは何なんだよとか、あれは成長した息子なのかよ一体未来に何があったんだとか、アリ・ラーターが最後に穏やかに戻ってくるのは何なんだよとか、振れ幅の大きい脚本と場当たり的な演出が繰り出される。まあ許容範囲でエンディングまで収束するし、悪くはなかったよなと思わされる。

2015年の作品。もうちょい映像クオリティが高ければなあと思わなくもない。
でもコンセプトは良いと思った。珍しいSFホラーというジャンル。興味あれば観てみてもよいのでは。