ガール・オン・ザ・トレイン

「ガール・オン・ザ・トレイン」を観た。

エミリー・ブラント主演のミステリー作品。ほか主役級で出演しているのがヘイリー・ベネット、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」のレベッカ・ファーガソン。あとエドガー・ラミレスも。出演者たちは皆達者だし、上り坂にある人たちを起用しているので好キャスティングだ。

エミリー・ブラントはアルコール依存症から抜け出せず、別れた旦那が新しい妻であるレベッカ・ファーガソンと暮らす家を列車から眺める日々。元旦那の家の近くに棲むヘイリー・ベネット夫婦はエミリー・ブラントからすると理想のカップル。やはりそれを眺める日々。
ある日、ヘイリー・ベネットが夫ではないエドガー・ラミレスと不倫しているのを発見し、気になってしょうがなくて家に行ってみる。しかし記憶をなくして、血だらけになっている自分に気づく。さらにヘイリー・ベネットが行方不明になっているという。いったい何が起こったのか…という話。

お酒によって記憶をなくした間に何だか大変なことになっちゃった、みたいな話を最大限にミステリーに拡げる感じではある。
そうなると急に生々しくなる。お酒は怖い。

それはともかく、本作ではエミリー・ブラントのエピソード以外にもヘイリー・ベネットの性に奔放な話、レベッカ・ファーガソンの子育てしながら元妻がかき乱す緊張感のある日常、などそれぞれの話がきめ細かく紡がれる。

基本的なポテンシャルやクオリティは高いのです。雰囲気たっぷりの冒頭から余韻あるラストまで。

でも、冗長なのだ。
これは最初から最後までそうなのだが、えらくゆったり進むのです。
それはもう、気を許したら眠くなるような、意図的に眠気を誘うかのようなテンポなのである。

雰囲気たっぷりなのと眠くなりがちなのは表裏一体かもしれない。
だから体調万全で望むべき映画。

出演者はみな達者です。

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