ブロードウェイ・メロディー

「ブロードウェイ・メロディー」を観た。

第2回のアカデミー作品賞受賞作だ。1929年の作品。ほぼ90年前。えらく前だ。
初の全編トーキーのミュージカル作品。トーキーの登場は少し前で、長編商業作品は1927年に公開された「ジャズ・シンガー」が最初。サウンドトラック方式で作られたのがディズニーの「蒸気船ウィリー」である、と、Wikipediaに書いてあった。どれも観たことはない。

田舎からやってきた姉妹がブロードウェイで成功のため奮闘し、作曲家の男を巡っての恋物語を展開するというのが大筋。かなりドラマ色が強い。ミュージカルといって想像するような現代ミュージカルとは少し異なる。時折歌や踊りが入るがあくまで舞台がブロードウェイだから。必然性があって歌っている。唐突に道端で歌い出すわけではない。歌や踊りよりも普通のドラマパートのほうが圧倒的に多い。ミュージカルというジャンルが少しずつ変わっていったということなのだろう。

つばさ」といい本作といい、パブリック・ドメインとなっているものはネット配信と相性が良いのかもしれない。ただし字幕や吹き替えの問題はあるだろうけど。
アカデミー賞を全部観るという意気込みで本作を観ているような勢いがあるのは確かだが、受賞作だけでなくノミネート作を果たして観ることは可能なのだろうかと思える。

1928-1929年(第2回)アカデミー賞
作品賞受賞
主演女優賞ノミネート(ベッシー・ラヴ)
監督賞ノミネート(ハリー・ボーモント)