カラーパープル

カラー・パープル

「カラーパープル」を観た。

初めて観た。以前から気にはなっていたが観る機会がなかった。
スティーブン・スピルバーグがオスカー狙いと揶揄されて監督賞ノミネートにもひっかからなかった作品。

ウーピー・ゴールドバーグがデビュー作にして熱演。ダニー・グローバーは良い役も悪い役もやる人だなあ。ちょい役でローレンス・フィッシュバーンが出てた。
白人による黒人差別という話ではなく、家庭内貧困といいますか、それが黒人のせいなのかはわからないけど、黒人社会のなかで女性がかなり抑圧されていたことを丹念に綴る。

話自体は半端じゃなくて、親が子を犯すとか、幼少出産とか、DVとか、むちゃくちゃ。全編、観てて辛いところもあるくらい。
最後は抑圧から解き放たれていくんだが…

そうですね、とにかく重いし長い。重いのはいいんだが、長かった。
なんかスピード感は一切なくて、やたら「長いなあこの映画」と観てて思った。

力作だとは思いますが、ここまで長い必要があったのだろうか。
あとスピルバーグのオスカー狙いの件。
オスカー狙いで映画製作に挑むのは何も悪いことではないと思うし、むしろいいことだと思う。むしろ問題なのは、オスカー狙いと揶揄されることだし監督賞にノミネートされないっていうことだ。この時代のスピルバーグの立ち位置がどうであろうと、この力作で監督賞にノミネートさせないってのはアカデミー会員の頭の中を疑うというものだろう。そういう場当たり的な、流されるような選考をするから、他の映画祭のような品格が失われつつあるんだと思う。

1985年(第58回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
主演女優賞ノミネート(ウーピー・ゴールドバーグ)
助演女優賞ノミネート(オプラ・ウィンフリー)
助演女優賞ノミネート(マーガレット・エイブリー)