マイレージ、マイライフ

マイレージ、マイライフ

「マイレージ、マイライフ」を観た。

Up in the Air

前にも一度観たことあり。ジョージ・クルーニー主演で、アカデミー作品賞にノミネートされた。
リストラ請負人として一年のほとんどを出張してまわる男の悲哀の物語。まあそこまで悲哀はないけど。

賞レースに果敢に食い込んだ作品であり、その年のアカデミー作品賞ノミネートのほか、監督賞、脚色賞にノミネート。さらに主演男優(ジョージ・クルーニー)、助演女優(ヴェラ・ファーミガとアナ・ケンドリックの二人ともノミネート)という凄さ。そして受賞ならず。

話としては小粒にまとまっていてどこが悪いってわけじゃないが、それにしてもこのノミネートの多さは何だと思う。特に演者3人のノミネートは出来すぎではないかと…アナ・ケンドリックやヴェラ・ファーミガのどこにノミネート要素があったのだろうか。

クライアント企業に赴いてはリストラを告げてまわるジョージ・クルーニー。彼が評価した結果ではなくて、単に人事総務のアウトソーシングだ。間接的に他人が入ることで余計な軋轢をうまない知恵なのだと思うが、これは結構非情である。
この悲喜こもごものリストラ現場を渡り歩くことでジョージ・クルーニーやアナ・ケンドリックが疲弊している様を序盤から描くわけだが、そんなのどこが疲弊するのとは思った。実際にリストラされる人たちが問題でしょう。ジョージ・クルーニーたちは安全圏から伝達役をやってるだけで、これのどこに向上性の余地があるのと感じる。

ジョージ・クルーニーと遊ぶ感じのヴェラ・ファーミガとの交流が後半のメインエピソードになっていて、これがまた散漫な要素になっていた。全体的に腰が据わらない脚本なのだ。

悪くはないんだが… なぜこれがノミネートなのよと。

他の出演者にジェイソン・ベイトマン、ザック・ガリフィアナキス、J・K・シモンズなど。あと「乙女の祈り」のメラニー・リンスキーもいた。この人は同年にジョージ・クルーニー製作の「インフォーマント!」にも出ている。いまいちパッとしない。

2009年(第82回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
主演男優賞ノミネート(ジョージ・クルーニー)
助演女優賞ノミネート(ヴェラ・ファーミガ)
助演女優賞ノミネート(アナ・ケンドリック)
監督賞ノミネート(ジェイソン・ライトマン)
脚色賞ノミネート