つばさ

「つばさ」を観た。

初めて観た。U-NEXTの観放題に入っているのを知り、すぐ観た。
本作は1927年の作品。実に90年前なのである。昭和2年。第1回アカデミー賞で作品賞を受賞している。

意外に面白かった。何で意外って、途中までは眠くてしょうがない感じだったから。やっぱり名作といえども90年前なのだ。サイレント映画(観たのはサウンド版なんで余計に眠く感じる)で、CGは当然ないし出演者はわからないし。
でもけっこう迫力あるシーンあり、間違いの悲劇やら何やらで、惹き込まれていった。

舞台は第一次世界大戦で、ジャックとデヴィッドの2人が訓練などを経て無二の親友となり、二人のコンビで戦闘機による空中戦も快勝。でも好きな相手のことで些細な喧嘩があり、デヴィッドは敵にやられて不時着。敵戦闘機を奪って帰還しようとするが…という話。

シェイクスピアのような作劇。勘違いの悲劇。いくつかの場面を丁寧に追うのでわかりやすかった。
そして迫力の空中戦。実際に飛行機に乗って役者たちがカメラをまわしたそうだが、えらく臨場感あった。当時観たらかなり衝撃的だったんじゃないかなあ。

他にも、テーブルをいくつも越えていくようなカメラワーク、ミサイルを落とすとき真上からの視点、プロペラが止まったとき死を意味したなど、既に映画的な手法が駆使されている。2時間超えで長めだが、アカデミー賞受賞にふさわしい作品でした。凄いな。90年前。

なお、第1回のアカデミー賞は僅か15分の式。チャップリンに特別賞が贈られている。

1927-1928年(第1回)アカデミー賞
作品賞受賞

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