アリスのままで

アリスのままで

「アリスのままで」を観た。

Still Alice

ジュリアン・ムーア主演。共演にアレック・ボールドウィン、ケイト・ボスワース、クリステン・スチュワートなど。
2014年の作品で、ジュリアン・ムーアにアカデミー主演女優賞をもたらした。

若年性アルツハイマー病を発症した女性の話だ。若年性アルツハイマー病といえば「明日の記憶」である。荻原浩によるこの小説は、当時読んでて胸が苦しくなるような感想を抱いた。自分がこうなったらどうしよう…という焦燥感だ。

本作品でも、ジュリアン・ムーアの抱く不安や取り繕う様子が実にリアルである。トレイの場所がわからなくなるとか、後々のために自殺を考えて準備しておいても実行できないとか、なんという世界だと思う。家族のサポートがないとすぐに詰んでしまうのだろう。
この病気は遺伝性で、ケイト・ボスワースにも見つかるところも衝撃的だった。実際に発症するかは別として、それだけで将来を考えてしまうというものだろう。子を産めば、また遺伝するリスクがあるのだ。

ジュリアン・ムーアは遅咲きであったが「ブギーナイツ」で助演ノミネート、「ことの終わり」で主演ノミネート、2002年には「エデンより彼方に」で主演、「めぐりあう時間たち」で助演のダブルノミネートを受けたが無冠。それ以来、久しぶりの主演ノミネートで、ついに受賞した。この10年間ほどは実に精力的に多くの映画に出演しているが、いまだ第一線であり、主役も脇役もやる。実力もありながら出演も多く、珍しい例だと思う。

しかし若年性アルツハイマー…おそろしい。