バウンド

「バウンド」を観た。

1996年の作品。実は初めて観たと思う。
サスペンスなんだろうなあと思ってたが、ジーナ・ガーションってそんな好きでもない。モデルっぽいが特殊な顔をしている人だと思う。

「バウンド」は、ジーナ・ガーション主演というよりは途中からはジェニファー・ティリーが主演になる。あとジョー・パントリアーノ(「ミッドナイト・ラン」の保釈金金融の主、「逃亡者」「追跡者」のトミー・リー・ジョーンズの部下、「メメント」で主人公に終始絡んでくる重要人物、などが有名だろう)が頑張って出演しているのも見どころ。

話としては、ジェニファー・ガーナーが出所してきてアパートの改修の仕事を請け負って作業していると、隣人のジェニファー・ティリーと良い仲になり、そして大金が転がり込む話を聞いてある計画を立てるのだった…という話。

ジェニファー・ガーナーとジェニファー・ティリーが激しくレズっちゃうというようなところが切り取られて大いに喧伝されたのだろうか、なんか怪しげなエロティックサスペンスという感じになっている。でもそういうシーンは序盤にしか出てこない。あとは良くあるサスペンスなのだ。

舞台があまり広がらない(アパートだけ)っていうスケール感もアレだが、登場人物たちの思惑がうまく伝わってこない。てっきりジェニファー・ガーナーとジェニファー・ティリーにはさらに裏があるのだろうなと思っていたらそうでもなかった。

世の評価はわりと高いようなのです。俺はどっちかっていうと90年代のサスペンスにしては小粒で眠い映像だなあという感想だった。
低予算っていうかな…血糊もぜんぜんそれっぽく見えないとか…ジョー・パントリアーノは良いんですけどね。

しかし監督脚本のアンディ・ウォシャウスキーとラリー・ウォシャウスキー(ウォシャウスキー兄弟と言われた)はこの作品の後に「マトリックス」シリーズを産み出すのであるが、その後に二人とも性転換を行ってウォシャウスキー姉妹となっているのだ。その事実も凄いものだ。でもそれを踏まえると本作もわりと渾身の作品だったのだろう。

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